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“読書時間ゼロ”が2割…急速に進む子どもの「読書離れ」 1分で読める伝記や東大生の没頭体験から学ぶ「読書習慣」の作り方【Nスタ解説】

国内
2026-10-28 21:17

「読書の秋」とも言われますが、いま子どもの読書離れが加速しています。10月27日から始まった「読書週間」。みなさんは本を読んでいますか?


【写真で見る】読書で成績アップ?子ども4人を東大に入れた教育評論家が行ったこととは…


1週間で1時間未満が7割超 急速に進む子どもの「読書離れ」

山形純菜キャスター:
2026年8月に全国の小学4年生~中学3年生の約1200人を対象に行われた「読書調査」によりますと、「読書離れ」が進んでいることが明白です。


【1週間の読書時間】
※博報堂教育財団 こども研究所 2026年8月調査

全く読まない人:17.4%
→1時間未満の人:合計で72.6%(0分、30分未満、30分~1時間未満の合計)
 「本を読むより、動画やゲームのほうが楽しい」という人:76.5%

なお、調査で言う「本」とは、絵本や小説だけでなく、漫画や図鑑、電子書籍やオーディオブックも含まれています。


そのため、活字だけでなく、あらゆる形での「読書離れ」が進んでいると言えます


読書離れを防ぐため、分厚い「伝記」のイメージを払拭!?

山形キャスター:
北里大学一般教育部・猪原敬介准教授は、「読書離れの理由」を以下のように説明しています。


▼小中学校の読書時間が減っているのは、プログラミングや英語などの時間が増えていることが影響。

▼テレビ・PC・スマートフォンといった時間の消費先が多様化してしまっている。


こういったなか、ドーパミンを刺激するSNSのショート動画などに依存する子どもたちを表す「ドパガキ」(ドーパミン中毒のガキ)という言葉も生まれています。


そのような時代背景を考慮し、分厚い1冊の本だった「伝記」も大きく変化し、1分で1人の偉人の一生が分かるようにまとめたものが登場しています。


●1分で一生『偉人のお話 人や国のため編』(監修/白坂洋一 ポプラ社 1320円)
1冊に10人の偉人の人生がまとめられています。
中身を見てみると、ナイチンゲールの人生が見開きで、イラストもつけながらロードマップ風に簡単にまとめられています。


ハロルド・ジョージ・メイさん:
読書離れが進んでいる昨今、このような本は非常に素敵だと思います。
この本をきっかけに、お気に入りの偉人を見つけて「もっと本を読んでみたい!」となってくれるといいですね。


東大生が実践!? 読書で“成績アップ” 親の読書も子どもに影響か

山形キャスター:
2026年度の全国学力・学習状況調査によると、「読書は好き」「役に立つ」と答えた児童は各教科の正答率・スコアが高かったということです。


では、東京大学の学生はどうなのでしょうか。


東大生
「歴史マンガみたいなのは網羅的に読みました。マンガを入口にして歴史小説の方に入っていったので、とっかかりとしてはすごく良かったのではないかなと思います」

「結構小説とか読むのは好きで、ハリー・ポッターとか3周くらい読んだり。文字の認識能力みたいなところは確かに多少上がっているのかな」

「何かに没頭できるみたいな体験をできるのが本だと思うので、没頭をすることの楽しさを知って、じゃあ違うことにも没頭してみようみたいな」


山形キャスター:
子ども4人を東大に入れた教育評論家の佐藤亮子さんは「知っている言葉が増えれば、深く考えることができる」と言います。

このような考えから、実際に子どもが3歳になるまで絵本を1日10冊、365日、のべ1万冊読み聞かせたそうです。

意識したこととしては、
▼どんな状態でも(子どもが集中していなくても)言葉を耳に入れる
▼常に活字に触れられる環境にするため、本を本棚に入れず、すぐ手が届く家のあちこちに置いておく

このようなことをすることで、本を読むことへの抵抗感が薄らいでいくということです。


さらに、習慣が大事ということで、「親が本を読んでいる姿を見せないと子供も読まない」とも話しています。

実際に、保護者の読書時間が週1時間以上の家庭の子どもの9割以上が「本を好き」と、回答しているということです。
(博報堂教育財団 こども研究所 2026年8月調査 対象:小学4年生~中学3年生1200人)


AI時代だからこそ「読書」習慣化のコツは?

山形キャスター:
この時代どうしていけばいいのでしょうか。


猪原准教授によると「AI時代だからこそ的確に使いこなすためにも、読解力や文章力が必要」ということです。


その力を育むためにも、▼1日15分読む、▼1日10ページ読むなど、ルールを決め、▼読了感を得られる自分のレベルに合った本を選ぶところから始めるのが良いのではないかと話しています。


ハロルド・ジョージ・メイさん:
キーワードは「きっかけ」だと思います。自分の少しでも好きな本や内容であれば、それがきっかけとなって1日何ページも読めるようになるのではないでしょうか。

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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者
タカラトミーで社長を務めV字回復
オランダ出身 日本在住30年超


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