北欧バルト海の海底に設置された通信ケーブルの損傷に関わった疑いがあるとして、ノルウェー警察はロシア人の船員を乗せたノルウェー船籍の船を捜査しました。
スウェーデンとラトビアの両政府は先月26日、両国を結ぶ海底の通信ケーブルが損傷していることが確認されたとしたうえで、周辺国と連携して海域を航行していた船舶などの捜査を行っています。
こうした中、ノルウェーの地元警察は先月31日、このケーブル損傷に関わった疑いがあるとして、ロシア人の船員を乗せたノルウェー船籍の船に寄港を求めたうえで、事情聴取などの捜査を始めたと明らかにしました。
船はロシアのサンクトペテルブルクと北部・ムルマンスク間を航行し、ロシア人11人が乗船していたということです。
ノルウェーメディアの取材に対し、船を所有する会社はケーブル損傷への関与を否定したということです。
このケーブル損傷をめぐっては、これまでにスウェーデン当局がマルタ船籍の船の捜査を行っています。
バルト海では、去年11月以降、海底の電力や通信ケーブルが損傷する被害が相次ぎ、ロシアが関与する破壊工作の可能性も指摘されていて、NATO=北大西洋条約機構が警戒を強めています。
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