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量刑の判断では被告人の経歴も重要視 水原一平被告の素顔 同級生は「彼はものすごいスピードで英語を習得した」

海外
2025-02-06 16:56

大谷選手の口座からおよそ26億円を不正に送金した罪などに問われている元通訳の水原一平被告。日本時間あすの量刑言い渡しを前に、JNNは水原被告を知る人たちを取材しました。


JNNが入手した、水原被告の高校生の頃の写真。このおよそ20年後、ギャンブルの借金返済などのため、大谷選手の口座からおよそ26億円を不正送金した銀行詐欺などの罪に問われることになります。


通訳としての顔以外はほとんど知られていない水原被告。量刑の判断では被告人の経歴も重要視されますが、いったいどんな人物だったのでしょうか?


水原被告の同級生 ポール・ギューバーさん
「彼は最初英語がまったく話せず、シャイでした」


6歳の時、カリフォルニア州に移住した水原被告。最初は英語が話せなかったものの、すぐ話せるようになったといいます。


水原被告の同級生 ポール・ギューバーさん
「彼はものすごいスピードで英語を習得して、小学1年生の終わりには私と変わらないぐらいの英語を話していました」


また、水原被告と同じく日本からアメリカに移住した別の同級生は、水原被告が海外に住む日本人というアイデンティティに難しさを感じていたのではないかと話します。


中学・高校の同級生 スティーブンさん
「日本に行けばアメリカ人扱いだし、アメリカにいると外国人扱いだから、自分の故郷っていうか、母国っていうのはわからない感じでした。そこら辺は一平とは同じ感覚だった」


その後、日本で通訳となった水原被告。


プロ野球・日本ハムの投手だったミッチ・ライブリーさんは、通訳を担当した水原被告が「日本での生活の生命線だった」と振り返ります。


元日本ハムの投手 ミッチ・ライブリーさん
「電車の乗り方、球場への行き方から、やっていいこと、いけないこと。靴をいつ脱ぐかまで全部教えてもらった」


プライベートでも得ていた大きな信頼。しかし、今回の事件の捜査を担当した元検事は、追い詰められた人が「信頼」を悪用するケースは珍しくないと指摘します。


捜査を担当 ダン・ボイル元検事
「追い詰められたり、依存症を患っていたりする人が信頼された立場を悪用するケースは多く、水原被告はまさにその一例だと言えます」


銀行担当者
「お名前を教えて頂けますか?」


水原被告
「ショーヘイ・オオタニ」


裁判では、大谷選手を装って銀行に電話していた音声も公開され、検察側は禁錮4年9か月を求刑しています。一方の弁護側は社会的制裁を受けているなどとして、禁錮1年6か月が妥当とし、情状酌量を求めました。


水原被告は裁判所に提出した書簡の中で、2018年の報酬はおよそ1300万円で、大谷選手の近くに住むために高額な家賃を支払っていたとし、生活は困窮していたと訴えています。


水原被告
「バカなことに、ギャンブルを経済的に好転させるチャンスだと捉えてしまいました」


量刑は日本時間のあす朝、言い渡されます。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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