
タイの憲法裁判所は1日、ペートンタン首相に対する解任の申し立てを受理し、首相の職務停止命令を出しました。カンボジアとの国境紛争をめぐり、タイ軍を非難したことで首相は窮地に立たされていて、政治的な混乱が深まるおそれがあります。
タイの憲法裁判所は1日、ぺートンタン首相の解任を求める上院議員からの申し立てを受理し、判決が出るまでの間、首相の職務の執行停止を命じました。
ペートンタン氏は、2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン元首相の次女で、去年、タイの史上最年少の首相となりました。
しかし、今年5月にタイとカンボジアが領有権を争う国境地帯で起きた軍事衝突をめぐり、ペートンタン氏がカンボジアのフン・セン前首相との電話会談でタイ軍を非難する発言をした音声データが流出。これを受け、首都バンコクでは、ペートンタン氏の辞任を求める大規模なデモが起きるなど、批判が一気に高まっていました。
憲法裁判所への申し立てを行った上院議員団は、ぺートンタン氏の対応が国の主権に影響を与えた扇動の罪にあたると訴えています。
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】