E START

E START トップページ > 海外 > ニュース > ダライ・ラマ14世の後継者「決定権は中国政府にある」中国・チベット自治区の高官が主張

ダライ・ラマ14世の後継者「決定権は中国政府にある」中国・チベット自治区の高官が主張

海外
2025-08-05 21:46

チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の後継者をめぐり、中国・チベット自治区の高官は、決定権は中国政府にあるとする考えを改めて示しました。


ダライ・ラマ14世は自身の後継者について先月、自らの死後に生まれ変わりを探す「転生」の制度を存続させる考えを示し、後継者の選出について「他者が干渉する権限はない」と中国政府をけん制しました。


中国・チベット自治区の成立から60年になるのを前に、5日、自治区の高官は会見を開き、これについて次のように反発しました。


チベット自治区高官
「中国政府はダライ・ラマの転生問題において、争う余地のない最終決定権を持っている」


そのうえで「転生は中国国内で代わりになる人物を探し出し、政府の承認を得るという原則を守らなければならない」と述べ、中国の法律や規則に従う必要があるとする考えを強調しました。


中国政府は、ダライ・ラマを「チベットの独立をたくらむ分離独立主義者」と批判していて、今後、双方の対立が深まる可能性もあります。


また、チベット自治区の高官は会見で「チベットでは経済が発展し、貧困から完全に脱却した」と述べ、習近平指導部の成果を強調したほか、自治区の成立60年を祝う式典を開くことを明らかにしました。中国政府によるチベット自治区統治の正当性をアピールする狙いがあります。


エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ