
中国政府は、アメリカ国旗を掲げた船やアメリカの企業が所有する船が中国の港に入港する際に追加の使用料を徴収すると発表しました。アメリカへの対抗措置だとしています。
中国交通運輸省によりますと、追加の港湾の使用料が課されるのは、アメリカ国旗を掲げた船やアメリカの企業が所有する船、アメリカで造られた船などで、今月14日から徴収を始めます。
アメリカ政府は中国で造られた船などに対して今月14日から港湾の使用料を追加で徴収すると発表していて、中国側は対抗措置だとしています。
中国交通運輸省の報道官は「差別的であり、中国海運業の正当な利益を著しく損なうものだ」とアメリカの措置を非難する談話を発表。
一方、中国側の措置について「中国企業の合法的な権利・利益を守る正当な措置だ」と主張しました。
中国の造船業は、去年の新規受注量が70%を超えるなど世界で高いシェアを握っており、アメリカによる制裁は中国の造船業に打撃を与える狙いがあるものとみられます。
実際、韓国メディアは「今年、世界で発注された液化天然ガスのタンカー16隻のうち14隻を韓国の造船会社が受注した」と報じていて、中国としてはアメリカをけん制するとともに、中国の造船業への打撃を緩和したい狙いがあるものとみられます。
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