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NY・ロックフェラーセンター 巨大クリスマスツリー点灯式 トランプ関税で中国製品に影響 年末商戦負担は1人当たり132ドル増との試算

海外
2025-12-04 18:13

アメリカ、ニューヨークの冬の風物詩、巨大クリスマスツリーに今年も灯りがともりました。本格的なクリスマスシーズンに突入する中、今年はトランプ関税による影響も。


ニューヨーク中心部のロックフェラーセンターで3日、毎年恒例の巨大クリスマスツリーの点灯式が行われました。高さおよそ23メートルのツリーを実に5万個のLED電球が彩ります。


アメリカでクリスマスシーズンが本格的に始まる中、現地では、今年ならではの異変が起きています。トランプ関税の影響です。


記者
「人工ツリーの販売店にきています。きらびやかで、とても綺麗なんですが、本体はもちろん、こうしたオーナメントも含めて、ほとんどが中国産です」


こちらの店舗では、50年以上にわたり人工ツリーやライト、それにオーナメントなどを扱っていますが、商品の9割が中国からの輸入品です。


販売店オーナー
「アメリカ国内での生産はゼロです。他に仕入先はありません。人工ツリーの製造ラインは、ほとんど全て中国にあるんです」


この店は、多くの商品を30%の追加関税が課されていた7月に仕入れていました。


その後、10月末の米中首脳会談で、中国からの輸入品への関税率は10%下げられたものの、すでに焼け石に水の状態です。損失を一部でも避けるため、今年は商品を10%ほど値上げせざるを得なかったといいます。


ツリーなどを購入した人は…。


「これまでに比べて、小さいものを選びました」
「もちろん買うけど、そこまで多くはないかもしれません」


関税の影響で、年末商戦の消費者負担は1人あたり132ドル増えるとする調査もあり、クリスマスもトランプ関税の影響は避けられないようです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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