今年のノーベル化学賞に選ばれた京都大学の北川進特別教授。スウェーデンでの授賞式を前に、出水アナウンサーが現地で心境を聞きました。
出水麻衣アナウンサー
「ノーベルウィーク真っ只中のストックホルムにやってきました。博物館の目の前はクリスマスマーケットになっているんです。本物のモミの木、立派ですね。大勢の人で賑わっています」
化学賞に選ばれた京都大学・北川進特別教授や、生理学・医学賞の大阪大学、坂口志文特別栄誉教授もすでに現地入り。「ノーベルウィーク」に突入しています。
出水麻衣アナウンサー
「波打つさまがオーロラみたい」
夜になると、街ではいたるところで“光のアート”が!ノーベル賞を祝うイベントが行われています。
ノーベル賞受賞者たちの寄贈品などが展示された「ノーベル博物館」。博物館には、さっそく…
出水麻衣アナウンサー
「坂口先生の寄贈品の中で少し目立っているのが、ネズミのオブジェです。坂口さんのお母様、すでに亡くなられているのですが、制御性T型細胞の研究はネズミの尊い命の犠牲の元に成り立っているということで、そのネズミたちの供養の意味も込めて、お母様が作られた大切なものだということです」
博物館にあるカフェ。
出水麻衣アナウンサー
「ノーベル博物館のカフェの名物といえば、“ノーベルアイス”です」
歴代の受賞者が食べたというアイスのお味は?
出水麻衣アナウンサー
「ベリー系のすっぱいジェラートと、下は濃厚なミルク。気分はまるで受賞者」
こちらのカフェ、各賞に選ばれた人がイスの裏にサインをするのが恒例行事となっています。ということで…
出水麻衣アナウンサー
「博物館のカフェに展示されるイス、皆さん覚えてください、坂口さんは92番、そして北川先生は93番のイスです。探して座ってみてください」
さあ、93番のイスにサインした北川特別教授にインタビューです!
ノーベル化学賞に選ばれた 京都大学 北川進 特別教授
「(Q.スウェーデンでは多忙な毎日だと思うが)ハードですね。きのうはだいぶ疲れたんですけど、早めに寝てカムバックしました。(Q.非常に落ち着いていて楽しんでいるようにも)もちろん楽しんでます。 楽しんでますけども、なかなか人生で何度もあるわけではなく、新しいことが私、大好きなので全然、緊張というよりも楽しみ」
自然体の北川氏。研究において、大切にしていることは?
ノーベル化学賞に選ばれた 京都大学 北川進 特別教授
「見えないもの、まだ役に立たないとみんなが思っていることをやることが新しいサイエンスになるので、そこは一番大切にしてきました」
注目の授賞式は日本時間11日未明に行われます。
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