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課題の大きさ際立つ 米・ウクライナ首脳会談 和平計画で合意至らず 協議は継続 「安全の保証」や「領土問題」などで隔たり

海外
2025-12-29 16:30

アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談。和平計画などについて協議しましたが合意には至らず、課題の大きさが際立つ会談となりました。


会談はフロリダ州のトランプ大統領の私邸で開かれ、終了後、二人は共同で会見を行いました。


アメリカ トランプ大統領
「多くの点を議論し、かなり(合意に)近いところまで来ているだろう」


トランプ大統領は協議の進展を強調したものの、和平計画の合意に至らなかったことを明らかにしました。ウクライナが強く求める「安全の保証」については、2人の発言に食い違いもみられました。


ウクライナ ゼレンスキー大統領
「アメリカとの間の『安全の保証』は100%合意した」


アメリカ トランプ大統領
「95%と言えるかもしれないが、パーセントでは言いたくない。非常に順調に進んでいるが、1つか2つ、非常に厄介な問題がある」


また、ロシアとの間で最も大きな課題の一つ、領土問題については…


アメリカ トランプ大統領
「意見の相違があるため、彼ら(ウクライナとロシア)で解決しなければならない」


「当事者同士が解決すべき問題」と突き放した格好です。


会談に先立ち、トランプ氏はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、和平交渉のための作業部会を設け、1月上旬に具体的な枠組みを決めることで合意。


また、ウクライナとの会談後トランプ氏とプーチン氏が再び電話で協議することで合意したということです。


一方、ゼレンスキー氏はアメリカ側と和平計画の協議を続けるとしていて、1月にワシントンで開催予定のヨーロッパの首脳を交えた会議で「合意が得られることを期待する」と述べています。


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