E START

E START トップページ > 海外 > ニュース > 春の旅行シーズン 渡航先で情勢が悪化したら…?外務省「たびレジ」登録で備えを【Nスタ解説】

春の旅行シーズン 渡航先で情勢が悪化したら…?外務省「たびレジ」登録で備えを【Nスタ解説】

海外
2026-03-10 21:48

中東情勢が緊迫化するなか、現地に滞在する日本人の退避が相次いでいます。海外旅行や出張先などで急に情勢が悪化した場合、私たちはどう対応すればよいのでしょうか。


【写真で見る】登録率15% 外務省の「たびレジ」を知っていますか


渡航に影響する「危険情報」とは?レベルは4段階

高柳光希キャスター:
外務省の「危険情報」とは、渡航や滞在にあたり、注意が必要な国・地域の情勢や安全対策の目安を知らせるものです。主に紛争やテロ、災害、感染症などが発生した場合に出されます。


危険情報のレベルは4段階あります。


▼レベル1「十分注意して下さい」
▼レベル2「不要不急の渡航は止めて下さい」
▼レベル3「渡航は止めて下さい(渡航中止勧告)」
▼レベル4「退避して下さい(退避勧告)」


TBS報道局政治部 外務省キャップ 大﨑雅基 記者:
危険情報は、あくまでアドバイスであり、法的拘束力はありません。そのため、従わなくても罰則を受けるということはありません。


しかし旅行会社などでは、危険情報が出ている中でツアーを敢行し、何かあった場合は責任問題になるので、レベル2の状態になるとツアーを中止する会社は多いそうです。


一方、商社などでは、レベル2・3といった多少危ない地域でも、安全を確保したうえで、現地に残ったり出張に行く会社もあるようです。


私も前職でケニアに駐在したときは、現地の移動手段や自宅の警備などの安全対策について外務省に伝えた上で渡航したという経験もあります。


中東地域は「渡航中止勧告」「退避勧告」が多数

高柳キャスター:
外務省のHPを見ると、今の危険情報がわかります。


世界全体で見ると、危険情報が出されている国や地域が多いという印象です。


中東地域を見てみますと、イランとその周辺国はレベル3・4の国が多く、渡航中止勧告・退避勧告が出されています。


大﨑雅基 記者:
イランに関しては、全土が真っ赤に表示されています。


イランは2026年1月に反政府デモが広がり、情勢が悪化したときにレベル4に引き上げられました。


湾岸の周辺国も、イランからのアメリカ軍基地などが攻撃されるようになり、先週レベル3に引き上げられました。


慶應義塾大学教授 満倉靖恵さん:
私の研究室の学生がちょうど今、アラブ首長国連邦に行っていて、4日に帰る予定でしたが、帰れなくなりホテルに滞在したままだと言っていました。ようやくハノイ経由で帰れるとの連絡が入りましたが、心配で気が気じゃなかったです。


渡航先で情勢悪化 外務省の「たびレジ」で備えを

高柳キャスター:
安全だと思っている国でも、いつ何が起きるかはわかりません。


外務省が「たびレジ」というサービスを提供しています。メールアドレスや渡航先などを登録すれば、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信することができます。


例えば、▼現地で重大な事件・事故が起きたら「爆発事件が起きたので近づかないで」という知らせや、▼注意が必要なトラブルが想定される場合は「〇月〇日はデモが予定されているので、慎重な行動を」と呼びかけてくれます。


こちらが実際に届いた「たびレジ」からのメールです。


差出人:在アラブ首長国連邦日本国大使館
件名:大使館からの情報発信
「本日〇時〇分頃、外務省より
〇日〇時ドバイ発-東京(羽田)便の
チャーター機の希望調査メールを送付しております。
回答期限が本日〇日〇時までとなっておりますので
希望される方は必ずご回答頂くようお願いいたします。

在アラブ首長国連邦日本国大使館
電話:〇〇〇-〇〇〇 メール:〇〇@〇〇
住所:〇〇〇〇〇〇」


このサービスはいつ頃から始まったのでしょうか。


大﨑雅基 記者:
2014年に始まったサービスなので、既に10年以上経っています。ただ、「たびレジ」の登録率は約15%となかなか普及していません。


現地に行く人が危険情報などを受け取れるという意味でも大事なサービスですが、何かあったときに、外務省が現地にいる邦人を把握する目的もあるので「たびレジ」への登録はまさに“命綱”です。安心して海外に行くためにも登録を心がけてもいいと思います。


出水麻衣キャスター:
今回、私も「たびレジ」を登録してみたのですが、メールアドレスでもLINEでも登録ができて、渡航の予定がある地域や興味のある地域をチェックしておけば、随時情報を得ることができました。


井上貴博キャスター:
刻一刻と状況が変わり、トランプ大統領の発言で、市場も株価も原油価格も世界中が振り回されています。個人的には、煽りたてるような報道が出始めていることを危惧しています。


やはり一番よくないのは、金融危機などを煽り立てられ、パニックに陥ることだと思いますが、どのように受け止めればよいのでしょうか。


慶應義塾大学教授 満倉靖恵さん:
現地の言葉が分からずにどうしたら良いのかとなったときに、「たびレジ」などから発信される情報を見て、自分の目で見て確かめることが重要だと思います。そして、流れてくる情報を見極める力も重要だと思います。


==========
<プロフィール>

大﨑雅基
TBS報道局政治部 外務省キャップ
前職はNGO職員
ケニア駐在経験も


満倉靖恵さん
慶應義塾大学教授
工学と医学の博士を持つ
脳波から人の気持ちを読み取る「感性アナライザ」開発


「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
【裁判詳細】女子大生2人焼死事故 両親「怒りでどうにかなってしまいそう」「遺体と対面し本当の絶望を知った」追突トラック運転の男「ぼーっとしていた」起訴内容認める 山口
「あんな微罪で死ぬことはないだろう…」逮捕直前にホテルで命を絶った新井将敬 衆院議員「この場に帰って来れないかもしれないけども、最後の言葉に嘘はありませんから」【平成事件史の舞台裏(28)】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ