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「八方ふさがり状態」トランプ発言“二転三転” 原油高騰の火消しに走るもホルムズ海峡では機雷敷設にタンカー炎上... さらにイスラエルとの温度差も?【イラン攻撃】【サンデーモーニング】

海外
2026-03-15 15:33

イラン攻撃について、トランプ大統領は「まもなく終結する」と言ったかと思えば、2日後には「撤退する訳にはいかない」と述べるなど、発言が二転三転しています。その背景には、トランプ氏の誤算があるようです。


【写真を見る】ホルムズ海峡で上がる炎 イランがタンカーを攻撃か


原油高騰の火消しか トランプ大統領は発言を“二転三転”

アメリカ トランプ大統領(9日・ ワシントン)
「(この作戦に)携わっていることを誇りに思う。まもなく終結する」
「(Q.今週か?)そう思う。まもなくだ」


9日、それまで「期限は設けない」としていたイランでの戦闘を、「まもなく終わる」としたトランプ大統領。ところが、水曜日には…


アメリカ トランプ大統領(11日・ケンタッキー州)
「早々と撤収する訳にはいかない。任務を完遂しなければならない。勝って、勝って、勝ちまくる!」


今度は作戦を続けると。そして13日には再び、「終わるまで、長くかからない」(FOXニュースラジオ番組より)と主張しています。


“二転三転”するトランプ大統領の発言。
その背景には、マーケットの反応を意識し、原油価格を抑えたい、トランプ氏の思惑がありました。


ガソリンスタンドの利用客(9日・ニューヨーク)
「今は本当に異常事態。最近は満タンにしないで、半分で止めている」


アメリカでは、イラン攻撃直後からガソリン価格が急騰。原油輸送の要衝であるホルムズ海峡が、事実上イランに封鎖された影響が直撃。9日には、原油先物価格が2月の2倍近い、1バレル=120ドルに迫っていました。


ただ、トランプ氏の「まもなく終わる」という発言以降、原油価格は40ドル以上急落。原油高騰の火消しに走ったのです。ところが…


イラン革命防衛隊報道官(11日)
「米国とイスラエル、その支援者の石油は、1リットルたりともホルムズ海峡を通過させない。原油価格1バレル=200ドルを超えることを覚悟しろ」


実際、ホルムズ海峡周辺では、事態がめまぐるしく動いていました。


海峡封鎖でタンカー炎上 イランが機雷敷設との報道も

暗闇に燃え上がる炎。革命防衛隊が公開した映像には、ペルシャ湾北部で攻撃したというタンカーの姿が。


さらに、CNNテレビは、「イランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めた」と報じたのです。機雷は数日で十数個が敷設され、今後さらに数百個の敷設が可能だといいます。


アメリカ中央軍は即座に、「機雷敷設艦」16隻を含む、イランの艦艇を攻撃したとして映像を公開。


アメリカ トランプ大統領(12日・ワシントン)
「イランの機雷敷設艦のほとんどを一晩で排除した」
「(Q.ホルムズ海峡に機雷は?)ないと見ている」


トランプ氏は安全をアピールしますが、再びWTI原油先物価格(13日)は100ドル目前まで上昇しています。


モジタバ師「徹底抗戦」表明 ホルムズ海峡を「あらゆる手段」で封鎖する意向

こうした中、12日には、殺害された最高指導者ハメネイ師の次男で、後継者に選出されたモジタバ師が初めて声明を出し、「徹底抗戦」の構えを見せたのです。


「地域の米軍基地への攻撃を続ける」と表明。ホルムズ海峡についても「あらゆる手段」で封鎖する意向を示しました。(モジタバ師の声明・12日)


当初から「ハメネイの息子は受け入れられない」としていたトランプ大統領。モジタバ師の選出をどう受け止めたのでしょうか?


明海大学(トランプ政権に詳しい) 小谷哲男 教授
「モジタバ師がディール(取引)できる相手なのかどうかを見極めようとしている。トランプ大統領は、“強い敵”を自分に従わせるのが好きなんです。ハメネイ師の次男ということで、反米であるはずなのに、アメリカとディールをしたとなれば、トランプ氏は自分の強さを示すことになる」


モジタバ師を“ディール相手”とも考えているトランプ氏。一方で、共に戦うイスラエルとの温度差が見え始めています。


イスラエルと温度差も? トランプ氏の出口戦略は

アメリカ トランプ大統領(13日・ワシントン近郊)
「(Q.戦争終結に向けた目的は、ネタニヤフ首相と同じですか?)彼らとは少し違うかもしれない」


トランプ氏が“ディール相手”とも考えているイランのモジタバ師。ところが、そのモジタバ師を新たな標的にしようとしているのが…


イスラエル ネタニヤフ首相(12日・テルアビブ)
「テロ組織の指導者たちの命は保証しない」


イスラエルのネタニヤフ首相は、モジタバ師が殺害の対象であることを示したのです。


ここにきて、見え始めたアメリカとイスラエルの温度差。


明海大学(トランプ政権に詳しい) 小谷哲男 教授
「アメリカとイスラエルの目的の違いは埋めがたいものがある。トランプ氏はマーケットを見ているし、ネタニヤフ氏は最大の敵を解体に追い込むチャンス。今おそらくトランプ氏は『八方ふさがり』の状態。軍事作戦を続ければ、マーケットがネガティブに反応する。やめるとなっても、イランとイスラエルが簡単にはやめてくれない。どちらの道を選んでも厳しい状況」


戦闘の長期化とともに、さらなる影響の拡大が懸念されています。


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