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トランプ氏「大きなプレゼント」イラン側との協議は順調? 専門家が分析する「27日協議」の決裂リスク【Nスタ解説】

海外
2026-03-25 21:35

アメリカのトランプ大統領はホルムズ海峡をめぐり「大きなプレゼントがあった」と、イラン側との協議が順調に進んでいるかのようにアピールしました。イラン側はアメリカを非難する声明を発表するなど、協議の行方は不透明です。


【写真で見る】停戦に向けて…アメリカの15項目の条件の一部


トランプ氏 ホルムズ海峡めぐり「イラン側からプレゼント」

トランプ大統領
「イランの指導部をすべて殺害したので、今の指導部は全く違う面々だ」


トランプ大統領は24日、イランに対する軍事行動の成果を強調し、「これは体制転換だと言える」と主張しました。

また、イランとの停戦に向けて協議しているとしたうえで、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡に関連し、次のように述べました。


トランプ大統領
「きょうイラン側からプレゼントが届いた。巨額の金に値する大きなプレゼントだ」


トランプ大統領は、「イラン側からのプレゼント」について、詳細は明らかにしませんでしたが、ホルムズ海峡の航行に関連するもので、「莫大な金に相当する」としました。


トランプ大統領
「我々は適切な相手と話し合っている。イランはとてもディール(取引)したがっている」


こう述べたうえで、バンス副大統領やルビオ国務長官がイラン側との交渉に関与していると明らかにしました。

アメリカメディアは、アメリカと仲介国がイランとの高官協議を26日にも開催することを検討していて、イラン側からの返答を待っている状況だと伝えています。


アメリカの“15の条件”は「イランにとって極めてハードルの高い内容」

注目されるアメリカとイランによる停戦に向けた協議。

イスラエルメディアは複数の情報筋の話として、アメリカはまず1か月の停戦を宣言し、その期間中にアメリカが要求する15項目の条件について協議したい考えだと伝えました。


イスラエルメディアによると、15項目の条件には
▼イランが今後、核兵器の開発を行わないと保証すること
▼ホルムズ海峡を「自由な海域」として開放すること
▼中東の親イラン勢力への支援の打ち切り
などが含まれているということです。

アメリカは見返りとして、民生用原子力発電計画への支援や、制裁の解除も検討しているとしています。

ただ、条件には「イランにとって極めてハードルの高い内容」も含まれています。


JNN中東支局長 増尾聡記者
「なかでも特にイランがこれまで一貫して『権利だ』と主張してきた、国内でのウラン濃縮活動の停止です。イラン側はこれまで、核兵器の開発は否定しつつも、発電や医療など、平和目的での濃縮活動は認められるべきだとしていて、今回の要求は、その立場と真っ向から衝突することになります」
「アメリカが呼びかけているとされる協議にイランが応じるかも不透明な状況です」


そのイランの軍事当局者はさきほど、「(アメリカは)敗北を合意として装うな」と声明を発表。

アメリカは「自分自身と交渉しているにすぎない」と、皮肉交じりに非難していて、協議の行方は不透明です。


なぜパキスタンが仲介役に? 27日にもアメリカ・イランが協議か

井上貴博キャスター:
パキスタンが仲介国として浮上しました。


海外メディアによりますと、アメリカ側は22日、パキスタン軍のトップとトランプ大統領自身が電話会談を行ったと報じています。

そして23日、パキスタン・シャリフ首相がイラン大統領と電話会談を行ったと報じています。

新たに、明海大学の小谷教授によりますと、アメリカは27日に協議を開催したい考えだということです。イランがどう答えるかということになります。

なぜ、仲介役としてパキスタンが出てきたのか。


イランとパキスタンは国境を接する隣国です。同じイスラム教の宗派・シーア派が多いということで、ある程度の親密感があります。

一方、アメリカとはトランプ政権との関係をパキスタンが深めている最中なので、イランとアメリカの両者が話し合うのであればパキスタンがいいのではないかということで話が進んでいるようです。


出水麻衣キャスター:
27日にも協議が行われるということですから、今アメリカは「協議が進んでいる」としていますが、イランはそれを否定しています。イランがそこに姿を見せるかどうか、そこが一つの大きな試金石になりそうですね。


井上キャスター:
イランは恐らく、先延ばしにした方が自分たちが有利になると思っていますので、この協議を行うのかというところです。


明海大学の小谷教授は、「アメリカとイランの間でコミュニケーションの伝達役をするのはパキスタンということがそもそも決まっていた」そうです。

トランプ大統領としては事を急ぎたい。一方、イランはパキスタンのことを格下に見ているという見方もあります。そうすると、「なぜパキスタンの言うことを聞かなければいけないのか」と、最後にさじを投げる可能性もなくはないということです。

「あとはイランが受け入れるかどうかという段階」という分析をされていました。


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