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英チャールズ国王夫妻アメリカを訪問 トランプ大統領がイギリスに不満こぼすなか…関係修復に繋がるか【news23】

海外
2026-04-29 13:00

イギリスのチャールズ国王夫妻が即位後、初めてアメリカを国賓訪問しています。イランへの軍事攻撃に賛同しないスターマー首相に“噛みつく”トランプ大統領…。アメリカ・イギリスに溝が生じるなかでの訪米は、関係修復に繋がるのでしょうか。


【写真で見る】4人でお茶を楽しむ姿も 公開されたホワイトハウスでのお茶会の様子


英チャールズ国王夫妻がアメリカを訪問 

ワシントンでの夕食会で起こった銃撃事件から2日。トランプ大統領とメラニア夫人がホワイトハウスで出迎えたのは、イギリスのチャールズ国王とカミラ王妃です。


国王夫妻がアメリカを国賓訪問するのは即位後、初めてです。


ホワイトハウス内では4人でお茶を楽しむ様子も公開され、穏やかな友好ムードが演出されました。


ただ、今回の国王の訪米ですが、両国の関係に溝が生じている中でのタイミングとなりました。  


イギリス スターマー首相(3月)
「イギリス政府は、空からの体制転換を(空爆のみによる政権交代)良しとしない」


アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃に当初から賛同しない姿勢を明確にしたイギリスのスターマー首相。


これに嚙みついたのが、アメリカのトランプ大統領でした。


アメリカ トランプ大統領(3月)
「彼(スターマー首相)は協力しなかったが、それは大失敗だと思う」


イギリスやNATO諸国などにホルムズ海峡の通航再開に向けて求めていた軍艦の派遣についても。


トランプ大統領(3月)
「イギリスは『空母を派遣する』と言ったが、アメリカの空母と比べればおもちゃだ」


国王夫妻のアメリカ訪問にロンドン市民は…


ロンドン市民
「(訪問は)莫大なリスク。イスラエルへの支持をさらに強めることになると思う。国王夫妻にとってもこの訪問は憂鬱だろう」
「政治家ではないので、政治的な介入をしなければ通常の国賓訪問と変わらないのでは。アメリカとイギリスの関係が何らかの形で修復されることを願っている」                     


国王夫妻は30日までの滞在中、連邦議会での演説や国賓晩さん会などに臨む予定です。


関係修復どうなる? チャールズ国王の演説に注目 

藤森祥平キャスター:
ホワイトハウスと中継を結びます。トランプ大統領はロイヤルファミリーに好意的ですが、これが今回、両国の関係修復のきっかけになりうるのでしょうか。


ワシントン支局長 涌井文晶記者:
トランプ大統領は、イギリスがアメリカのイラン攻撃の際にインド洋にある基地の使用を拒否したため、スターマー首相に対しては激怒していますが、27日、チャールズ国王を迎えた際には打ち解けた様子で非常にリラックスした様子でした。王室好きのトランプ大統領にとって『王室カード』は引き続き有効だと思います。


去年、トランプ大統領は異例の2度目となるイギリスへの国賓訪問を実現しています。当時、この招待がきっかけでイギリスは交渉中だった関税の削減にいち早く合意できたのではないか、と言われています。


今回の訪問でスターマー首相との関係改善に繋がるかは不透明ですが、イギリスにとっては一定のプラスがあるのではないかと見ています。


小川彩佳キャスター:
チャールズ国王の連邦議会での演説の中身は、何がポイントになりますか。


ワシントン支局長 涌井文晶記者:
戦後に一貫して『特別な関係』と表現されてきたイギリスとアメリカの関係を、チャールズ国王が改めてどのような形で触れるのかが注目点の一つです。


また去年、トランプ大統領がイギリスに国賓訪問した際、トランプ大統領は珍しく晩餐会で国際情勢に触れない無難な挨拶をしましたが、チャールズ国王はウクライナ問題での同盟国との連携に触れる発言をしました。


今回の議会演説でも、政治的に踏み込まないことは間違いないですが、イランの状況やアメリカとNATOの関係悪化を踏まえた表現をするのか、どのように触れるかが注目点です。


トランプ大統領の今後の動きは

藤森キャスター:
トランプ大統領に何かしらの目論見があるのではないかと考えてしまいます。


小説家 真山仁さん:
トランプ大統領は、基本的にチャールズ国王のことは好きなのでしょうが、行動との一貫性が全くありません。


きょうは「大好き」でも、あすは「大嫌い」になることがある人です。日本も高市総理のアメリカ訪問の際には大歓迎されましたが、ホルムズ海峡の封鎖に協力しないと「日本は何をしている」と言われました。


去年と今年でアメリカが置かれている状況は全く異なるので、あまり期待しない方が良いのなかと。「平和に向けて頑張ろう」と誘導しないと「俺の嫌いなものは全部嫌い」という方向に流れるのが心配です。


藤森キャスター:
発言があっても冷静に受け止める必要がありますね。


小説家 真山さん:
「何が起きても仕方ない」と思わないとしょうがないと思います。


小川彩佳キャスター:
一つ一つが綱渡りのようですね。


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<プロフィール>

真山仁さん 
防衛費倍増で揺れる政権を描いた「アラート」
最新作は「ウイルス」 


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