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クルーズ船の乗客ら帰国へ 陽性や体調不良者も…日本人1人は英国で最大45日間の健康観察 ハンタウイルス集団感染疑い【news23】

海外
2026-05-12 00:39

ハンタウイルスの集団感染が疑われているクルーズ船の乗客らが下船し、チャーター機での移送が行われていますが、その途中で陽性反応や症状が出るケースが相次いでいます。


記者
「下船作業が始まって2日目のテネリフェ島の港です。あちらの沖合にまだクルーズ船は停泊していて、現在は給油作業が行われています。午後には全員を下船させる予定だということです」


スペイン領カナリア諸島に到着したクルーズ船「MVホンディウス号」。10日、夜が明けた港ではクルーズ船にいる人たちの受け入れが始まりました。


記者
「今、スペイン軍の緊急事態対処部隊の小型バスが次々と到着しています」


小型船がクルーズ船に接近。スペインの保健当局者が次々と乗り込みます。全身防護服におおわれた乗客らが1人ずつ下船し、小型船に乗り換えます。マスクやビニールキャップをつけての移動となりました。


記者
「青い防護服を着たまま、ソーシャルディスタンスを保ちながら乗客の方々がバスに乗り込み、空港に向かいます」


乗客らはバスを降りると白い防護服に着替えさせられたうえ、消毒も行われました。


クルーズ船に乗っていたのは乗客・乗員あわせて23か国のおよそ150人。これまでに19か国の94人が下船したということです。


日本政府によりますと、乗客の日本人1人はチャーター機でイギリスに到着。イングランド北西部の病院に移送されたということです。


この病院はイギリスで初めて新型コロナウイルスの隔離施設として使用された場所です。


日本人が移送された病院のCEO
「移送されてきた人のうち、何らかの症状が出ている人はいません。ウイルスの潜伏期間を考慮し、今後数日間・数週間にわたって健康状態に問題がないことを確実に見極める必要があります」


保健当局によると、乗客は最大45日間の健康観察を受ける予定です。


先月1日、アルゼンチンを出発し、35日間かけてアフリカの北西沖に位置するカーボベルデに向かっていたクルーズ船。出発からおよそ1週間後、オランダ人の男性が発熱などの症状を訴え、その後、死亡します。


さらに、体調不良者が相次いだことから、主にねずみが媒介する「ハンタウイルス」の集団感染の疑いが浮上しました。


「ハンタウイルス」は、WHO=世界保健機関によると、発症までの潜伏期間が最長6週間で、ワクチンなどはありません。ただ、ヒトからの感染はまれだとされ、WHOは一般市民の感染リスクは低いとして冷静な対応を呼びかけています。


クルーズ船をめぐっては、WHOなどによると、これまでに6人の感染を確認。2人に感染の疑いがあるとし、うち3人が死亡したと発表されています。


さらに、アメリカの保健省によりますと、すでに出国したアメリカ国籍の17人のうち、1人がPCR検査で陽性を示したということです。また、これとは別に1人、ハンタウイルスが疑われる症状が出ているそうです。


フランスに帰国する便の機内でも症状を訴えた女性が、検査で「陽性反応」を示したと地元メディアが伝えました。


テネリフェ島を視察したWHOのテドロス事務局長は「パニックになる必要はない」と強調しました。


WHO テドロス事務局長
「ウイルスの動きが新型コロナとは異なる。このウイルスは対処可能です」


乗客の下船は11日中に完了する予定で、乗員についてはそのまま船に残り、運営会社があるオランダを目指すということです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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