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米中会談「破格の歓待」も“台湾”突きつけ 中国・習主席が厳しい牽制 トランプ大統領「戦争するなんてごめんだ」に専門家“武器売却で譲歩の可能性“  “日本の頭越し”ディールも?【サンデーモーニング】

海外
2026-05-17 14:56

中国を訪問したトランプ大統領。友好ムードが演出され、上機嫌で始まった会談ですが、その後表情が一変しました。


【写真を見る】中国の学生に歓迎されるトランプ大統領


トランプ氏を“破格の歓待”も… 中国が“突きつけた要求”とは

5月13日、トランプ大統領が北京に到着すると…


学生たち
「熱烈歓迎!熱烈歓迎!」


300人の学生らが動員され、「熱烈歓迎」の大合唱。トランプ氏はガッツポーズで応えます。


訪問に先立ち中国側は、世界遺産の「天壇」に招く予定も公表していました。歴代の皇帝が祈りを捧げてきた特別な場所。今回は全面貸し切りで破格の歓待をするというのです。


トランプ大統領
「まず言わせてほしい。あれほどの歓迎は初めてだ。最高の名誉だ。特に子どもたちには感動した。みんな幸せそうで本当に美しかった 」


会談には、名だたるアメリカ企業のトップらも同席。成果をアピールしたいトランプ氏の意を汲んでか、中国側は様々な品目の輸入拡大を受け入れたといいます。


しかしその一方で、習主席はカメラの前でこう釘を刺しました。


習近平 国家主席
「中米両国は『トゥキディデスの罠』を乗り越えて、大国関係の新たなあり方を切り拓けるだろうか」


「トゥキディデスの罠」とは、古代ギリシャのアテネとスパルタの戦争を分析した歴史家の名前に由来し、新興国と、その台頭を恐れる覇権国家の間で戦争の危険性が高まる必然性を指します。


中国とアメリカも戦争になりかねない、と示唆した形。その真意は、どこにあるのか。


台湾問題で厳しい牽制 武器売却めぐる警告か

取材陣が会場から出された後の習主席の発言を、中国の国営メディアが異例の早さで報じました。


新華社通信
「習主席は中米関係で台湾問題が最も重要だと強調。適切に対処されなければ衝突や紛争に発展する」


台湾問題での厳しい牽制。武器の売却をめぐる警告なのでしょうか。


トランプ氏も中国に向かう直前に、こう話していました。


――(台湾に)武器を売るべきだと考えているか


トランプ大統領(11日)
「その議論は習主席とするつもりだ。習主席は我々が武器を売却しないことを望んでいる」


台湾に関する習主席の厳しい発言に、トランプ氏がどう答えたかはわからないまま。そして、会談を終えた2人は、世界遺産の天壇へ。


台湾に関する質問に無言…武器売却で中国に譲歩か

習近平 国家主席
「ここには600年以上の歴史があるんですよ」


しかしトランプ氏は、会談前とは打って変わって、苦虫を嚙み潰したような表情。


記者から台湾について問われると…


――台湾について話しましたか


トランプ大統領
「・・・」


普段は饒舌なトランプ氏が、台湾に関しては全く答えません。


――台湾について話したのですか?


浮かない表情のまま立ち去ったのです。


しかしその後、お気に入りの「FOX NEWS」のインタビューでは、このような発言が…


トランプ大統領(15日放送・FOX NEWS CHANNEL’S SPECIAL REPORTより)
「(台湾の)独立なんかで我々が9500マイルも移動して戦争するなんてごめんだ。台湾にも中国にも冷静になってもらいたい」


この発言を受けて専門家は、 トランプ氏が台湾への武器売却で、中国に譲歩する可能性を指摘します。


明海大学 小谷哲男 教授
「会談が終わってから台湾の独立に反対する言葉が出てきたことは、中国の主張をほぼそのまま受け入れたということ。この先、台湾に対する武器売却を停止、延期、縮小することになれば、まさに中国が望んでいる方向に進むことになる」


一方、台湾をめぐり踏み込んだ発言をしてきたのが、日本の高市総理。実は、トランプ氏は中国へ向かう直前、日本を名指しし、意味深な言葉を口にしていました。


過去には日本に忠告… “日本の頭越しディール”も?

トランプ大統領(11日)
「台湾有事は起きないと思う。私は習近平主席と非常にいい関係を築いている。でも日本は台湾をすごく支持しているんだ」


この発言の意味について、小谷教授は…


明海大学 小谷哲男 教授
「これは、高市総理の(2025年)11月の存立危機事態発言を念頭に置いた発言だと思う。つまり日本が台湾を支持しすぎて、それが日中関係の悪化に繋がっているというのがトランプ大統領の認識。実際、昨年(2025年)11月末の日米首脳会談では、『あまり中国を刺激しないように』と忠告を受けている。


アメリカが今、中国との安定を何よりも重視し、台湾に対する政策を変え始めている。まさに日本だけが、アメリカにはしごを外されてしまって、中国と1対1で厳しい対立をしなければならない状況になり始めている」


米中両大国が、日本の頭越しに、トランプ流の「ディール=取引」を進めているのでしょうか。


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