
中国が保有する核弾頭の数が去年より20発増加したと、スウェーデンの研究機関が発表しました。
ストックホルム国際平和研究所は8日、世界の核兵器に関する報告書を公表しました。
報告書によりますと、今年1月の時点で、世界の核弾頭の数は推計で1万2187発でした。このうち、およそ9745発が実戦で使用できる軍事備蓄として保有されていて、前年よりおよそ130発増加しました。
核弾頭の全体数は減少傾向にあるものの、これはアメリカとロシアが使わなくなった古い核弾頭を解体しているためで、研究所は「核保有国の9か国すべてが核戦力の近代化を進めている」と指摘しています。
一方で、依然としてアメリカとロシアが世界の核弾頭のおよそ86%を保有していて、両国とも新型ミサイルや原子力潜水艦など核戦力の大規模な更新を進めているということです。
また、中国については、保有する核弾頭の数が去年の600発からおよそ620発に増えたと推定。新たなミサイル発射施設の建設や、原子力潜水艦への長距離弾道ミサイルの配備を進めているとして、2030年頃までにはアメリカやロシアと同程度の数のICBM=大陸間弾道ミサイルを保有する可能性があるとしています。
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