イランで、アメリカとイスラエルの攻撃で殺害された前の最高指導者ハメネイ師の葬儀が続いています。3日目の6日は大規模な葬列が行われましたが、市民から聞こえてきたのは、「復讐」の声でした。
記者
「今、ひつぎが見えてきました。37年間このイランを率いたハメネイ前最高指導者の遺体を納めたひつぎが見えてきました」
6日、イランの首都テヘランで行われた前の最高指導者ハメネイ師の葬列。ひつぎを乗せたトラックが中心部を東から西へ、およそ6キロにわたって進みました。
アメリカとイスラエルの攻撃によってハメネイ師が死亡してから、およそ4か月。
記者
「いま集まった人で押し合いになっていまして、波のように揺らいでいるような状況です」
現地メディアによれば、葬列には数百万人の市民が駆けつけたといいます。
イラン市民(11歳)
「(Q.なぜ泣いているの)私の指導者、父親を失ったからです。(ここに来たのは)このスカーフを指導者のひつぎに届けるためです」
葬列では、イスラム教シーア派の慣習で、スカーフをひつぎに触れさせようと投げ入れる人の姿もありました。
イランでは4日から6日間の日程で、国をあげた「ハメネイ師の葬儀」が執り行われています。
記者
「遺体の安置されている広場へと来ましたけれども、正面にはハメネイ師の大きな写真が掲げられています」
ひつぎが安置された礼拝施設には、イラン国旗のほか、赤い旗を持った人の姿も。シーア派では「血と復讐」の象徴とされているそうです。
イラン市民
「私たちの抵抗の姿勢を世界に示すために、ここに来た」
「彼(ハメネイ師)が示した道を歩みつづけます。アメリカに死を、イスラエルに死を」
葬儀の場で上がる復讐の声。
記者
「目に付くのは『Kill trump』と、『トランプを殺せ』と、そういった反米をスローガンとした旗も多く見られます」
イラン市民
「私たちは復讐を望んでいます。世界最高の指導者ハメネイ師を殺害した2人へ復讐したいのです」
イスラエルのカッツ国防相は6日、声明で、“イスラエルを滅ぼそうとするイランの指導者は誰であれ排除する”と警告。
ハメネイ師の息子で、現在の最高指導者・モジタバ師は、これまでのところ葬儀に姿を見せていません。
ハメネイ師のひつぎは、7日にシーア派の聖地コムへ、その後、隣国イラクでも葬儀を行い、9日に故郷マシュハドで埋葬される予定です。
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