スペイン中部で高速鉄道の列車同士が衝突し、69人が死亡した事故。列車の運転士と管制センターのやり取りが公開され、事故直前の状況が明らかになってきました。
スペイン中部・ウルダで28日に起きた列車事故。これまでに死者は69人、負傷者はおよそ200人にのぼっています。
救助にあたった男性
「車に乗せて搬送した人の中には、ポルトガル人やロンドンから来た人もいました」
現地メディアによると、事故に巻き込まれた外国人は51人で、アルゼンチン国籍の女性1人が死亡したとしています。
乗客リストには日本人2人が含まれているということですが、日本の外務省は犠牲者リストに名前はなかったと明らかにしました。
こうした中、地元メディアは、事故前の列車の運転士と管制センターの担当者のやり取りを公開しました。
午前8時30分ごろ、システム障害によって走行中の列車6本が一時的に停止。民間の列車「イリョ」と国鉄の列車「レンフェ」は25キロ離れて停車していました。
その後…。
管制センター担当者
「運転を再開」
国鉄「レンフェ」運転士
「運転を再開」
管制センター担当者
「通常運転にて」
国鉄「レンフェ」運転士
「通常運転にて?」
国鉄列車側に通常速度での運転再開を指示します。
管制は、民間列車側にも通常速度に戻るよう指示をしていましたが…。
民間「イリョ」運転士
「列車でLZB(制御装置)を再起動できません。そのため場内信号の手前で停車しています」
管制センター担当者
「了解です。可能な時に進めてください」
地元メディアは、国鉄列車が時速160キロから200キロのスピードで追突した可能性があると報じています。
スペインでは31日まで国全体で喪に服すと、サンチェス首相が発表しています。
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