
大手損保グループ3社が発表した2024年度の決算は、政策保有株の売却を背景にいずれも純利益が過去最高となりました。
東京海上ホールディングスが発表した去年4月から今年3月までの決算によりますと、最終的な儲けを示す純利益は1兆552億円と、初めて1兆円を突破しました。
また、三井住友海上とあいおいニッセイ同和を傘下にもつMS&ADホールディングスは前の年より87%増えて6916億円に、SOMPOホールディングスは4229億円でした。
円安で海外事業が好調だったことや政策保有株を売却したことが利益を押し上げ、3グループともに過去最高益を更新しました。
損保業界をめぐっては、2023年に発覚した企業向け保険料の事前調整問題をうけて、企業同士の健全な競争を歪めるとして問題視される政策保有株の売却を進めています。
今年度については、▼東京海上ホールディングスは6000億円、▼MS&ADホールディングスは5735億円、▼SOMPOホールディングスは2000億円以上の売却を計画しているということです。
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