賞味期限が4か月間という驚きの牛乳の販売が本格的に始まりました。開発の背景には何があるのでしょうか。
賞味期限4か月の牛乳 本格販売
森永乳業が23日から本格販売を始めた牛乳。
一見、普通の牛乳に見えますが、賞味期限が4か月の、いわゆる「ロングライフ牛乳」です。
通常の牛乳より高温で殺菌することで、賞味期限が長くなっています。
さらに、空気や光を遮断する容器を開発し、賞味期限は従来品の3か月から1か月のばし、4か月になりました。
街の人
「4か月賞味期限があればすごく助かる」
「災害時、備蓄として出されれば飲んでみると思います」
ロングライフ牛乳は昔からありました。では、なぜ今なのか。
その一つは人手不足です。2024年問題などで配送コストが上昇する中、賞味期限の長い商品はスーパーなどでの商品入れ替えの頻度が低くなる効果もあります。
物流の負担軽減や、フードロス削減にも繋げたい考えです。
森永乳業は、2027年に北海道で新工場を稼働させ、海外への輸出も視野に入れているということです。
「買いだめできない」を解決 災害備蓄にも
出水麻衣キャスター:
常温だと、より風味が際立つように感じる人もいるようです。
日本テトラパック マーケティング部 山口弘明さんは「『ロングライフ牛乳』市場は、ここ2年ほどで伸びていると感じる」といいます。
▼物流の負担軽減、▼人手不足の改善、▼食品ロス削減、▼災害備蓄などの観点から、昨今、機運が高まったのではないかということです。
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