入口はどこ?迷った先には極厚フレンチトーストに、SNS映え抜群の創作料理。看板がないのになぜか大繁盛しているお店、その人気の秘密を調査します。
■扉の先に広がる別世界 海外からのお客さんも
きょうのそれスタのテーマは「看板がないのに大繁盛の店」。人気のワケを調べてきました。
東京・渋谷区の代々木公園駅から、徒歩1分の場所に大人気のカフェがあるようなのですが…お店がある雑居ビルの周りを歩いても、どこにも看板が見当たりません。
ビルに入ってみても2階に閉まっている扉があるだけ。そこで、しばらくこの周辺で待ってみました。
女性はビルの前を素通りしますが、通りすぎたところでスマホをチェックしています。しばらくして引き返してビルの中へ。
扉が閉まっているためか、さらに上の階へ向かいます。
お客さん
「これとか?違うか?ここだった~!」
しかし、ようやく気づき、扉の中へ入って行きました。
別のお客さんは2階の扉まで来たのですが、引き返してしまいました。
一方、台湾からやってきたという男性も、ビルにはたどりついたのですが看板もなく、扉も閉まっているせいか気づかずに通過。ビルを出て周辺を探すこと約5分。近くにいる人に聞いてようやく扉の中へ入っていきました。
扉の先にあるのが5年前にオープンしたカフェ「プルミエメ」。
お客さん
「看板とかでてないのでわからなかったですね」
「本当にここであってるのかな?みたいな感じで入ってきました」
皆さんのお目当ては、極上の食パンを鉄板で焼き上げた「お食事鉄板フレンチトーストプレート」。
厚さ3センチのパンを焦がした砂糖と絡めます。ベーコンの塩味との相性も抜群で、甘じょっぱさが癖になると評判なんだそう。
お客さん
「外側がお砂糖でキャラメリゼされてるので、カリっふわって感じ」
最近では海外からのお客さんも増えているようで…
台湾から来たお客さん
「この店は台湾で有名なんだ。台湾のユーチューバーがおすすめしていてるんだ」
「(Q.日本に来たらこの店に来たいと思ってた?)もちろんだよ!」
台湾から来た男性がどうしても食べたかったのが、白いトロリとしたものがのったメニュー。
使うのは白い卵。鶏の飼料にお米を使うことで白くなるんだそう。
中はトロトロの半熟、表面はふわっふわの極上オムレツに仕上げて、イタリア産のグラナ・パダーノチーズを使った濃厚なホワイトソースをかければ、「白の鉄板オムレツプレート」の完成です。
台湾から来たお客さん
「こんな感じのメニューを今まで食べたことがなかったんだ。すごくおいしいよ!」
ほかにも「餅粉の鉄板クレープシュゼット」などメニューは約20種類。カフェなのに充実した料理を味わえると大人気です。
■看板がない上に裏メニューまで
20代の2人組は裏メニューを注文したとのこと。看板がない上に裏メニューまで…。
黄色い卵でオムレツを作り、2種類のチーズなどをブレンドして、かきまぜてオムレツの上に。白いオムレツプレートとはまた違った味わいを楽しむことができるんです。
お客さん
「うわ〜やばいね、パンと一緒に食べる?やばいね」
「最高じゃんもう」
「美味しい」
お店への行き方をSNSに載せていますが、あえて外観まで。そこまでこだわるワケは…
プルミエメ 益子颯大店長
「(扉を)開けるのがけっこう勇気いると思うんですけど、勇気を出して開けて頂いて普通の日常では感じられないものを体感してほしい」
■隠れすぎ注意!本棚の奥にある創作料理レストラン
目黒駅から徒歩3分のお店も、ビルには看板がありません。店があるのは、地下1階のようですが入口らしきものもみつからず。
3人組のお客さんも、一旦通りすぎて、再び戻ってきましたが場所がどこか分かりません。
お客さん
「電話していいですか?」
お店の予約をした友人に電話で確認したところ、店の場所はあっているよう。でも、どうやって入るの?
本棚が、探していたお店の入口だったんです。さらに、本棚から中に入るとそこには謎の9個のボタンが。
お店に入りたいのに、自動ドアが開きません。困惑しながらもボタンを押していくと…
お客さん
「お!びっくりした」
正解のボタンを押せば中に入れて、その位置は毎日変わるということです。
ここは“創作料理”のお店「なっぱごちそう目黒」。
お客さん
「入口がどこかわからなくて、迷って、あそこが開くって知った時めっちゃびっくりしました」
「めっちゃ迷いましたよ」
「ここ何往復したかわからない」
■SNS映え間違いなし!迷ってでも食べたい絶品メニュー
迷ってでも来たいワケは、長葱のオニオングラタンスープに燻製ベーコンのラザニア。世界の料理をアレンジした極上の“創作料理”を味わえるからです。
SNS映えすると大評判の「たっぷりの生ハム瞬間燻製」。ほかにも「霜降り和牛の特大サーロイン寿司」。
お客さん
「めっちゃうまいですこれ。ワサビと酢飯があるおかげでさっぱりとした感じなんですよね」
さらに、変わったサービスも。みなさんが手にしているのは「本」。これは一体?
お客さん
「古本を持ってくると飲み放題が割引になる。私たち1冊ずつ本を持ってきた」
なんと古本をお店に寄付すると、通常600円の飲み放題が500円引きの100円に。寄付された本は帰り際に1冊、持ち帰ることができるんです。
それにしても、なぜこんなに見つけにくい入口にしたのでしょうか。
なっぱごちそう目黒 新井雅人 店長
「迷って頂くのも楽しいことだなと思っていて。友達に紹介したいとか、そういう効果もあったりして、あえてわかりずらくしています」
看板のない繁盛店。そこには店主の遊び心があふれていました。
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