
子どもの時に一度は集めたことがあるシール。今、若い人から大人まで幅広い世代で再びシール集めがブームとなっています。一体なぜ?
【写真を見る】なぜ?令和に再び「シール帳ブーム」大人も夢中で“売上2倍超”も【THE TIME,】
図鑑?パズル?「大人もハマる」シール
平日にもかかわらず、開店から約30分で人だかりができていたのは、『渋谷ロフト』(東京・渋谷区)のシールコーナーです。
1650種類のシールがズラリと並び、人気キャラクターが描かれた、カラフルなタイルのような「ブロック型シール」や、本物のおはじきのように丸みと厚みがある「おはじき型シール」など定番商品も様々。
中には、大人に刺さる少し“マニアック”なものも。
THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員:
「枝豆にイカの一夜干しとかあって見ているだけでテンション上がる」
「大人の図鑑シール 居酒屋編」(330円)は、様々な居酒屋メニューのイラストに説明文も添えられたもの。他にも、江戸時代編や東京編など様々な“図鑑”があり、読み物としても楽しめるシールです。(※デザインによって価格が異なります)
さらには、パズル感覚で“お店を作る”ものも。
「ジオラマ2.5Dシール」(550円)は、床や壁だけが描かれた台紙に、窓や棚、レジや商品などの約100枚のシールを重ねて貼っていくことで、平面なのに立体に見える“ジオラマ世界”を作り出すことができるシールです。
『ロフト』広報室・栗原未来さん:
「シール人気は2024年ぐらいから復活して、25年8月の売り上げは前年比で約260%となっている」
人気は「立体感」&「液体入り」
街で聞いてみても、シール集めをしているという人が続々。
「手帳型のをシール満杯で2冊持っている」(中2女子)
「女の子はシールが好き。クラスのみんなでシール集めみたいな」(高2女子)
どんなシールが人気なのか調べてみると、まずは「ボンボンドロップシール」。
平面ではなく立体感のあるぷっくりタイプのシールで、スマホケースのデコレーションとして人気とのこと。
さらには、「ウォーターシール」と呼ばれる、キャラクターなどの透明ぷっくりシールの中に色がついた液体が入ったタイプも人気です。
また、シール集めに欠かせないシール帳も、従来のカワイイタイプが人気の一方で、新たなタイプも登場しています。
「透明でクリアなシール帳が流行っている」(大学生・女性)
「外身も透明なもので、透けた時にかわいいかなと」(40代女性)
透明タイプは、「中身が透けてシールが見えやすい」と人気で、渋谷ロフトでも入荷してすぐに完売することがあるといいます。
令和にシールが流行るワケ
それにしても一体なぜ、シールがこんなにも流行っているのでしょうか?
「なんかちょっと“平成”みたいな。Y2K(2000年代)とかが流行っているので、それが魅力」(高1女子)
「小さい頃に買って貰えなかったシールを、いま自分で買えるから。財力を使って“過去の自分を救っている”」(大学生・女性)
さらには、シールを“コミュニケーションツール”として使う人も。
大学生・女性:
「交換するシールの種類によってその人の好みとかも分かるから、コミュニケーションが取れるのが良さかな」
都内に暮らす40代の女性は、8歳と5歳の娘たちとシール交換を始め、今まで以上に親子で会話をする機会が増えたといいます。
8歳の娘:
「いっぱいお母さんとお話もできるし、一人じゃシール交換できないからとっても楽しい」
また、シール交換は“居酒屋”でも。
シール帳を見せあいながらビールで乾杯していたのは、会社員の20代の女性2人組。
仕事の後に定期的に集まり、酒のお供にシール交換を楽しむうちに、より仲が深まったといいます。
定期的に友人とシール交換・20代女性:
「会う機会が増えた。『新しいシールを入れたから会おう~』って」
シールは子どもも大人も夢中になるコミュニケーションツールとして、それぞれの絆を繋いでいます。
(THE TIME,2025年9月22日放送より)
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