
日本一の手帳メーカー『ほぼ日』からも手帳アプリが登場。さらには、紙の手帳に書いた筆跡がそのままデジタル化されるものなど、手帳の新しい使い方が広がっています。
【写真を見る】スマホを持ち歩くだけで「日記が作れる」売上No1手帳メーカー開発のアプリとは?【THE TIME,】
愛用者多数「予定共有」アプリ
今や「手帳」はデジタル派が多数—
街で聞いても、ほとんどの人が紙の手帳ではなく「アプリ」でスケジュールを管理していると話します。
「手帳だと“持って歩くとかさばる”から全部アプリ」(20代女性)
「わざわざ買うのももったいないし“アプリで無料”で入れられる」(20代女性)
「普段スマホを持ち歩いているから“思いついた時に打ち込める”のが便利」(10代女性)
そんな“アプリ派”の人たちが愛用しているのが、累計登録者数6500万の「Time Tree」。人気の理由は…
20代女性:
「他の人と“予定を共有できる”。私は彼氏と『この日空いてるよ』って共有できるから入れた」
家族や友達、恋人など、グループ毎にカレンダーを作ることができ、1つのカレンダーに複数人が予定を登録することができるのです。
なぜ?スマホ時代に「紙の手帳」
アプリでは他にも日本最大級の電子手帳「Lifebear」やカレンダーなど数々ある一方で、根強い人気なのが「紙の手帳」です。
「予定をミスしないために“書いて覚える”という意味でも使っている」(30代女性)
「紙は“書く楽しさ”がめっちゃある。色を変えてみたり、シールを貼ったりとか自己満足的だけど可愛くできるのがいい」(20代女性)
『渋谷ロフト』(東京・渋谷区)の手帳コーナーでも、日々の生活を記録する「ライフログ」に特化したものなど約3000種類の手帳がズラリ。
中でも「8月の約2週間で売上げが2倍になった」というほど人気なのが、『ロルバーン』の手帳です。
15年以上前から販売されている定番の手帳が、なぜ今人気になっているのでしょうか?
文具フロアチーフ・熱田真希さん:
「表紙がシンプルで自分の好きなシールやチャームを付けて、外身を“自分好みにカスタマイズ”できるものがトレンドになっている」
売上1位「ほぼ日」がアプリに
紙の手帳の中でも、20年連続「売上ランキング1位」のド定番と言えば『ほぼ日』ですが、なんと“手帳アプリ”を開発。
日本一の手帳メーカーのアプリには、どのような機能があるのでしょうか?
『ほぼ日』プロジェクトリーダー・藤野敦子さん:
「スマートフォンを持ち歩くだけで、“日記が作れる”ことが大きなポイント」
「ほぼ日手帳アプリ」では日々のスケジュールを登録できるのはもちろん、
アルバム・位置情報などと連携すればスマホを持ち歩くだけで、
▼その日訪れた場所▼撮った写真▼睡眠時間などを“自動で”1ページにまとめてくれます。(※10月15日から順次配信開始)
基本料は無料で、月額550円の「プレミアムプラン」なら
▼手帳アプリに登録した写真の印刷データが作れる「思い出プリント」サービスが利用でき、紙の「ほぼ日手帳」のカレンダー枠にピッタリ貼れるサイズで印刷できるので、デコレーションも手軽にできちゃいます。
それにしても、25年もの間「紙の手帳」にこだわっていた『ほぼ日』が、なぜアプリ版を開発したのでしょうか…?
プロジェクトリーダー・藤野さん:
「アプリの記録を見ながら思い返して手帳に感情だったりを記すことで、“紙の手帳が続けやすくなる”。そういう存在になれば嬉しい」
紙に記入⇒「筆跡そのまま」データ化
紙とアプリのハイブリッド版は他にもあります。
「Neo Studio2」(NeoLAB)は、スマートペン対応の手帳アプリ。
アプリに対応した紙の手帳に予定を記入すると、瞬時に筆跡がそのままデジタル化されアプリ画面のカレンダーに表示されます。
※手帳「N planner slim 2026」(2240円)/「ネオスマートペンR1」(1万48000円)
その仕組みは、ペンの先端に付いたカメラが手帳に細かく印刷された点(Nコード)を読み取り、タイムラグ無くアプリの手帳にも反映されるというもの。
さらに記入した予定は、自動的にGoogleカレンダーなどと連動。「時間」まできっちり反映され、手帳に手書きした予定をカレンダーアプリに入力しなおす二度手間が省けます。
まさに、紙に直接記入する気軽さと、手帳を持ち歩かなくて良い手軽さを兼ね揃えた“良いとこ取り”手帳。
デジタルかアナログか、それとも両使いか。2026年の手帳選びも楽しめそうです。
(THE TIME,2025年10月16日放送より)
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