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なぜ?「耳をふさがない」イヤホンが人気…“音漏れ”や“通話”に独自技術搭載も【THE TIME,】 

経済
2025-10-29 17:45

リモートワークなどの影響もあり生活に欠かせなくなったイヤホンですが、“耳をふさがずに”使用するタイプが人気となっています。 


【写真で見る】オープン型イヤホン 担当者のおすすめは?


人気の背景に2026年からの「新ルール」も?

「オープンイヤー型イヤホンは非常に人気が出てきていて、約3年前から4~5倍くらいにアイテム数も増えている」


こう話すのは、『ビックカメラ有楽町店』(東京・千代田区)のオーディオ担当・百武征美さん。専用コーナーでは40種類以上を取り揃えています。


“オープンイヤー型”とは「耳の穴をふさがない」イヤホンのことで、C字型になっていて耳のふちを挟む「イヤーカフタイプ」や、こめかみの下付近にスピーカー部分がくる「骨伝導タイプ」などがありますが、人気の理由は何なのでしょうか?


50代男性:
“イヤホンの音”“外の音”が聞こえるから、車や自転車の音が聞こえたら避けながら走れる。“両方の音が聞こえる”のがとてもいい」


20代男性:
「同僚の声とかを聴きながらリモートのミーティングの時にも使えるので重宝する」


耳をふさがず【イヤホンの音と周囲の環境音を同時に聞き取れる】のが大きな魅力のようですが、さらに【2026年度からの新ルール】の影響もあるようです。


「警察からのパンフレットで、イヤホンの使い方を言われた」(高1男子)
「警察から『来年から罰金だよ』って」(高1男子)


警察庁「自転車ルールブック」によると、2026年4月から自転車に乗りながらのイヤホン使用が反則金(5000円)の対象に。


ただし、“装着時に耳を完全に塞がないもの”については「安全な運転に必要な音や声が聞こえる限りにおいて違反にはならない」としていて、いまオープン型イヤホンが注目されているのだといいます。(※各自治体ごとに規則や条例は異なる可能性があります)


オープン型なのに「音漏れ」なし!?

『ビックカメラ有楽町店』の百武さんが「他のイヤホンと比べてオールラウンド型」と推すのは、イヤーカフ型のワイヤレスイヤホン「OpenDots ONE」(SHOKZ/3色・2万7880円)。


耳に挟み、スピーカー部分が耳の穴の横のくぼみに収まるデザインなので、耳に負担をかけず長時間使用することが可能。
さらに、最大の特徴は「独自技術によって“音漏れがしにくい”ところ」(百武さん)だといいます。


その独自技術というのは、「音漏れする音と逆の音波を出して相殺する」というもの。


どのくらい音漏れが抑えられるのか?
実際にイヤホンをつけて音楽を聴いている番組スタッフに、高性能レコーダーを手に近づいてみると…


THE TIME,マーケティング部 曽田茉莉江部員:
「1メートルの距離。ちょっと大きめの音で聴いている人だと、シャカシャカと聞こえるはずだけど一切聞こえない。レコーダーの目盛りもふれていない」


さらに近づいてチェックしたところ、最終的に音をとらえたのは「約10センチ」の距離でした。(※使用状況や環境によって異なります)


NTTも参入「雑音でも通話◎」

続いて百武さんがおススメするのは、電話でお馴染み『NTT』が参入し発売した「nwm(ヌーム) DOTS」(NTT sonority/5色・2万4200円)。


耳に負担の少ないフック型で耳の後ろに引っ掛けて装着するワイヤレスタイプ。
スピーカー部分は耳の穴よりも上の部分に収まり、音漏れ防止機能の他にも「通話性能の高さ」が特徴です。


NTT独自の技術で、“周りの雑音が抑えられクリアな音声が相手に伝わる”というもので、渋谷の雑踏で試してみてもバッチリ。まさに、リモートワークなどにピッタリのイヤホンです。


「スポーツ特化」や「キッズ向け」

スポーツをするために設計されたのは、「SUUNTO SONIC」(SUUNTO/1万6980円)。


こめかみの下のあたりにスピーカー部分がくる「骨伝導タイプ」のワイヤレスイヤホンで、左右がネックバンドでつながれているデザイン。


汗や雨などの防水性能を備え、激しい運動や悪天候でも音楽を楽しむことができます。


そして、子ども向けも登場しています。


「小6の子どもが、ずっと普通のイヤホンをつけていると『耳が痛い』と言っていて、下の子も耳の穴が小さくて入らないから、オープン型だったらいいかなと」(母親)


キッズ向けのオープンイヤーワイヤレスイヤホン「CHE-645」(CHEERO/3色・3278円)は、イヤーカフ型で耳への負担が少ない上に、耳の穴をふさがず清潔なため子どもにもピッタリです。


様々な用途に適応できる「オープン型」のイヤホンが、年々進化を遂げています。


(THE TIME,2025年10月27日放送より)


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