2025年7月から9月までのGDPは前の3か月と比べて年率換算1.8%のマイナスで、2026年、日本の名目GDPは、インドに抜かれ世界5位になる見込みです。
「トランプ関税」でGDPが年率1.8%マイナスに
2025年7月~9月までのGDPは、前の3か月と比べて年率換算で1.8%のマイナスになりました。
その要因の1つが、「トランプ関税」です。
アメリカ向けの自動車の輸出が大幅に落ち込むなど、トランプ関税の影響が表面化した形となりました。
また10月、IMFが発表した見通しによると、2026年、日本の名目GDPはインドに抜かれ、世界5位になると予測されています。
そもそも「GDP」って何?順位が下がるとどんな影響が?
出水麻衣キャスター:
GDPについて、根底から考えていきます。
まず「GDP」とは、その国がどれだけ稼いだかというのを表す数字です。
例えば、原価50円の小麦で100円のパンを作り、販売したとします。そうすると、50円の儲けが出たということになるので、50円の付加価値がついたということになり、この儲けの部分がGDPに換算されていくということです。
国内で生まれた付加価値の合計と考えていただければと思います。
そのGDPが今回1.8%落ち込んでしまったということで、「日本経済は景気後退に入っているのか?」と思うかもしれません。
まず要因としては、トランプ関税に関する駆け込み輸出が落ち着いたことがあり、法改正前の住宅着工が前倒しになっていたので、その分の大幅な落ち込みによることも多いです。あまり悲観しなくていいかと思います。
気になるところでいうと、「名目GDPで日本がインドに抜かれて5位に転落する」といったIMFの指標がありますが、みずほリサーチ&テクノロジーズの越山祐資上席主任エコノミストによると、GDPで順位が下がると▼国際社会の中で存在感が小さくなる、▼企業はGDPが高い国の事を優先して考えるといったことがあげられるそうです。
例えば、「海外企業が作った新商品やテーマパークが日本に来ない」といった事が起こる可能性があるということです。
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