E START

E START トップページ > 経済 > ニュース > 停戦合意でホルムズ海峡は?続く封鎖で日本の商社に危機感 続く価格高騰と“供給目詰まり” 日本経済への影響どこまで…【サンデーモーニング】

停戦合意でホルムズ海峡は?続く封鎖で日本の商社に危機感 続く価格高騰と“供給目詰まり” 日本経済への影響どこまで…【サンデーモーニング】

経済
2026-04-12 13:36

イラン情勢で原油価格は乱高下し、株価も大きく動くという日々が繰り替えされています。石油関連商品を扱う最前線では、どう受け止め・どう対処しようとしているのか取材しました。


【写真で見る】停戦合意後、ホルムズ海峡の現状は?


停戦合意も続くホルムズ海峡の封鎖 原油高騰のなか銭湯では“ある工夫”

北海道・釧路市にある銭湯「栄湯」。
燃料の重油の高騰に多くの銭湯が苦しむ中、数年前からある工夫をしています。


栄湯 池田徳敏さん
「角材だと1回入れたら30分は持つから。(使うのは)毎日500本ぐらいかな」


重油の代わりに廃材を使っているのです。燃料代はゼロ。


栄湯 店主 平塚早苗さん
「この木がなかったら、今頃もうなかったかな…うちは」


“経済の血液”と言われる石油を中東に依存している日本。


2週間の停戦合意という発表を受け、ホルムズ海峡に面するオマーンに向かうと…


増尾聡 記者(8日・オマーン・ハサブ)
「船は全部、ホルムズ海峡が通行可能になるのを待っている?」


通訳
「ここが一番安全だから待機している」


多くの船舶が取り残され、“封鎖”が依然続いた状況。


「数年かかると覚悟して…」商社に広がる危機感 価格高騰に“目詰まり”も? 

ビジネスの現場では危機感が広がっていました。


東京・江東区にあるプラスチックの専門商社。倉庫を訪ねると…


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「だいぶ久しぶりに上の方が見えているような状況なので、在庫が減ってしまっている」


石油由来のプラスチックを扱う商社。主にアクリル板などを販売し、自社で家具も製造しています。


たとえばこちらの椅子。原料のアクリルの仕入れ値が3割以上値上がりしただけでなく...


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「こういった椅子を作るのにも接着剤も使いますし、何か足りないことで提供ができなくなるような危惧を持っている」


同じく石油由来の接着剤は、3月後半から入手困難になっているといいます。社内会議では、代替商品の確保が議題に。


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「この接着剤樹脂の調達は可能?」


社員
「一応、生産依頼をかけたのですが、正直いろんなハナ薬(添加剤)も含めて、入りづらくなっていまして、生産が未確定、未定というような返事をいただいている」


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「代替手段の材料をいろいろと模索しなくてはいけないので、きめ細かい情報収集と対策を チームを組んで、来週以降進めていこう」


政府は石油製品などについて「必要な量は確保されている」と説明。


ーー政府と現場で温度感の乖離は?


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「実際、仕事をしている現場では値上げが続いている。(流通の)目詰まりというか、入らない原料関係も出てきているので、全体的に非常に厳しい状況」


こうした声を受け、政府も流通の目詰まり対策を強化する方針です。


今後の見通しについて社長は...


新興プラスチックス 小玉裕 社長
「破壊された石油コンビナートの問題もあるので、少なくとも1年以上、場合によっては数年かかると覚悟して、事業をやっていかないといけない」


周辺国の石油関連施設の被害などもあり、厳しい見通しを示しています。
中東の情勢はしばらく日本経済に影を落としそうです。


満員電車で5cm近づくだけでも盗まれる?クレカ不正被害額が過去最多 手元にあっても盗まれる手口と対策【Nスタ解説】
歯ブラシには細菌がいっぱい!使い方次第では“便器ブラシ”状態に… 細菌の増殖やインフル感染リスクも高めるNG行為とは
世界初!海底「レアアース泥」回収 内閣府チームリーダーに聞く!採鉱大作戦と“国産化”への道筋【ひるおび】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ