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「日米通貨同盟の完成形」28年ぶり日米協調の円買い介入で一時155円台まで円高進む 円安阻止へ 片山さつき財務大臣「今後さらなる協調介入も」

経済
2026-08-03 18:54

急激な円安の進行を阻止するため、およそ28年ぶりに日米が協調して「円買い介入」に踏み切りました。


記者
「一段と円高方向に振れています。現在、1ドル=155円30銭台まで円が買われてきています」


午前9時半。みるみるうちに2円以上円高に振れ、一時、3か月ぶりとなる1ドル=155円台まで円高が進みました。この1時間ほど前に発表された日米両政府の“異例の声明”。


片山さつき 財務大臣
「日本国財務省は米国財務省と協調して円買い介入を実施しました。我々は今後も、さらなる協調介入を実施することも躊躇しません」


日米は円買いの為替介入を実施。1998年の金融危機の時以来28年ぶりで、一連の介入で164円目前だった円相場は9円近く円高に。


財務省 三村淳 財務官
「今回の協調介入については、いわば日米通貨同盟の完成形と」


将来的には日本政府がアメリカ国債を担保にドルを調達する手段の活用も予定しているとしています。一方、アメリカのトランプ大統領は…


アメリカ トランプ大統領
「日本は円安が進み、少し助けを求めていた。日本はずっと良くしてくれた。真珠湾攻撃という例外はあったが」


ベッセント財務長官もSNSで、日本と歩調をあわせ「我々は、さらなる協調介入への参加を躊躇することはない」と表明しています。


異例の協調介入、そのわけは…


TBS経済部 蓮井啓介さん
「日本としては、インフレに繋がる円安を何としても阻止したいという考えがありました。アメリカは一方で、日本の円安・長期金利の上昇が、アメリカの長期金利の上昇に波及するのを警戒していて、これを防ぐために思惑が一致しました。これにより、アメリカも経済的利益を得られる、アメリカの貿易赤字を縮小したい狙いがあるとみられます」


介入の裏には様々な心理戦も…


TBS経済部 蓮井啓介さん
「先週のベッセント財務長官の閣議での会見の様子で、日本円にして8000億円から1.6兆円規模の日本円を買うと書いたメモが置かれていました。こういうふうに記者にあらかじめ見せるようにして対応するというのは異例のことで、円安を是正していくぞというのを日米共同でやっていくというところを見せる目的があったんだと思います」


円安の影響は、日本のスーパーでも広がっています。


セルシオジャパン 鶴田聡 部長
「オーストラリア産の牛肉を現在100グラム299円で販売しているが、1年、2年前だったら100グラム199円で販売できていた」


円安は私たちの生活にも忍び寄ってきていました。ドルで支払う輸入品が値上がり。私たちが手に取る商品も価格が上がっています。


セルシオジャパン 鶴田聡 部長
「円安は円の価値が下がって、海外のものが上がるというのは、日本国内にくる時点でも物の値段がだいぶ上がってしまう」


物価上昇の要因となり、消費者に大きな負担となりつつある円安。協調介入で歯止めがかかるのか…


TBS経済部 蓮井啓介さん
「協調介入だけで、円高にずっとトレンドとして持っていくのは難しいと思います。最終的には日米の金利差、および日本の財政への信認、いかにその財政をコントロールしていくか、食料品の消費税減税・成長投資を赤字国債に頼らず行うかと」


日米両政府が強い姿勢を示した円安対策。ドル円相場をめぐって神経質な心理戦は続きます。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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