くら寿司で行われていた“ちいかわ”コラボが中止になってしまいました。
従業員がグッズを横領し、フリマサイトで売却した疑いがあるようです。
「ちいかわ」コラボ中止 原因は従業員による横領?
山形純菜キャスター:
企業と人気キャラクターのコラボでは、これまでも様々な問題が起きています。
今回、くら寿司と人気キャラクター「ちいかわ」のコラボは、9月30日までの予定でしたが、従業員による横領の疑いが発覚し、6日に中止となってしまいました。
従業員による横領の疑いがあるということで、管理体制はどうなっていたのでしょうか。
くら寿司HPの社内規定によると、グッズの取り扱いは「原則、鍵付きの倉庫で保管」「複数人での開封・補充」「担当者を明確化」しているということです。
今回、5皿で1回できる抽選による提供と、手に入りにくいグッズにもかかわらず、フリマサイトなどに大量に出品されています。
こうした状況から、聞き取り調査などを実施したところ、一つの店舗の従業員による横領・売却の疑いがわかったといいます。
くら寿司はお詫びとして、7日まで全品10%の割引対応を行っているということです。
くら寿司の対応は適切か? 1店舗の1人による行動で「コラボ中止」
プロ経営者 ハロルド・ジョージ・メイさん:
今回、1店舗の1人の従業員が横領した可能性があるということなので、私ならまずはその従業員を厳しく追及します。
会社の財産をいわば“盗んだ”ということ、それによって大きな損害が発生しブランドも汚され、対応にも追われているでしょうから、非常に大きな被害が出ています。そのため厳しい措置をとるべきだと思います。
一方で、1店舗の1人による行動ですから、他店も含めてコラボを中止にするというのはオーバーリアクションだと思います。
楽しみにしていた客も多くいるでしょうし、中止になったことで現場のスタッフが謝罪しなくてはいけないなど負担も増えますから、すぐに判断しなくてもよかったのではないでしょうか。
なぜ各社“キャラコラボ”?「新規顧客の獲得」「来店頻度の上昇」など戦略も
山形キャスター:
なぜ企業はこのようにキャラクターとのコラボを行うのか。
経営コンサルタント・坂口孝則氏は「人気キャラクターと組むというのは、売上UPが見込みやすい」としています。
“キャラコラボ”は他の販売策よりも強大なマーケティング効果があり、
▼新規顧客の獲得や、
▼グッズのため来店頻度を上げることが期待できるそうです。
結果として、値上げなどをしなくても、売上げアップなどが見込めるといいます。
実際、くら寿司は2024年3月にも「ちいかわ」コラボを実施していますが、くら寿司決算説明会資料によると、既存店売上高は前年同月比で+23%だったということです。
ただ、経営コンサルタント・坂口氏は「不祥事により、顧客獲得の仕組みそのものを喪失しないように管理体制の強化が求められる」と指摘していました。
管理体制どう強化?「不審行動の自動検知」「抜き打ち調査」
山形キャスター:
管理体制の強化の具体例として、次のようなことが挙げられています。
管理体制の強化(経営コンサルタント・坂口さんによると)
▼AIカメラによる不審行動の自動検知
▼情報管理システムでグッズの数を管理
▼正社員による店舗の抜き打ち調査
ハロルド・ジョージ・メイさん:
今回は横領・売却の疑いですが、以前、迷惑動画が拡散された際に企業側が厳しく損害賠償を請求した事例がありました。
徹底的に措置をとらなければ問題は改善されないと思います。
==========
<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック顧問・アース製薬の社外取締役など
・お腹をすかせた中学生3人…通りかかった食堂で「PayPay使えますか?」「ごめんなさい、現金だけなんです」その後の展開は…SNS投稿に大反響のワケ「こういう出会いって宝物」「読んでて涙出た」
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・3人に1人が夏でも「風呂キャン」 とりあえず「着替えだけ」「布団の上で寝ない」大人の【リアルなお風呂事情】 入浴が熱中症・夏バテ予防になる研究データも
