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急速に進む円高 背景には米ベッセント長官「今や私が胴元」発言 その“思惑”は?

経済
2026-09-10 19:15

先週から今週にかけて、急速に進んだ円高。背景には、アメリカ・ベッセント財務長官の相次ぐ発言がありますが、円相場のゆくえをめぐり、「今や私が『胴元』だ」と述べました。発言の狙いはどこにあるのでしょうか。


ハワイ料理が人気のカフェにも円相場の影響が…


記者
「若者を中心に人気のアサイーボウルも仕入れ値が上がっています」


イチゴ、ブルーベリー、バナナをふんだんに使ったアサイーボウルは、輸入食材が中心でした。


BONDI CAFE Nakameguro 小川義之さん
「輸入系の食材も多いので、ここ最近ずっと円安続いていた中で、じわじわ値段が上がっているな。(円高になって)金額は安い方がそりゃいいとは思いますので、食材下がってくれれば、金額も下げられるかなと感じます」


人気のカフェの仕入れも悩ます円相場。今月に入り、1日の夕方、1ドル=160円余りだったのが、おととい8日には152円台と、7円以上、急速に円高が進行しました。


背景には、日銀の利上げペースが速まるという市場の観測があります。


さらに、後押しとなったのが、異例とも言えるこの人の発言。


アメリカ ベッセント財務長官
「タカイチノミクスの時代だ。もう、“リフレ(金融緩和)政策”は止めるべきだ」


ベッセント長官の「日銀は円高につながる措置をとると確信している」「リフレ政策をやめろ」との発言に市場が反応。さらに…


アメリカ ベッセント財務長官
「私は市場には出ない非対称な情報をもっている。胴元は私だ。私に反対して賭けたいのなら構わない」。


「円売り」を仕掛けてきた投機筋に対し、手を引くよう“退避勧告”ともとれる発言。


ただ、海外の政策当局者が一国の金融政策にここまで言及するのは極めて異例で、正当性が問われています。


その思惑は…


TBS経済部 民間キャップ 古市啓一朗 記者
「ベッセント長官の相次ぐ発言は、円安が進むと、米国の長期金利の上昇圧力が一段と進む要因にもなるので、“日本が政策を是正するべき”という米国側の事情が働いています。ベッセント長官はもともとヘッジファンド出身で、市場側の人なので、その長官自身が市場を自分の思うように動かそうとすることにも危うさがあり、市場は今のスタンスがどこまで続くか見極めようとしています」


アメリカのベッセント財務長官は8日、日米による協調介入をめぐり、「胴元は私だ」「私に反対して賭けたいのなら構わない」などと述べ、円売りを仕掛けようとする投機筋をけん制しました。


また、ベッセント氏は「非対称の情報を持っている」と一般の市場関係者が知りえない情報に触れていることを示唆したほか、「日銀や日本の当局者の動きについて、かなり正確に見通している」と強調しました。


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