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顧客はイギリス王室、DIORも! 旅客機で輸送…世界を駆けるプラントハンター・西畠清順氏に密着! “4000万円”の植物の購入者は「にしたん社長」【ニュースキャスター】

経済
2026-09-12 19:00

「彼から植木を買いたい!」世界中から依頼が殺到する“プラントハンター”西畠清順氏に密着。イギリス王室やディオールをはじめ、世界の富豪や一流ブランドが顧客に名を連ねる。


【写真で見る】旅客機で!?アルゼンチンから高さ20mの巨木を運搬


西畠氏は運搬方法まで規格外!高さ20メートルにもなる木を生きたまま日本へ運ぶため、旅客機に貨物として積み込み空輸したことも…巨大植物を世界中から届けるプラントハンターの知られざる仕事を追った。


今回は、個人宅に植えられた4000万円の大木の持ち主も直撃!!


4000万円の巨木を売る「プラントハンター」顧客にはイギリス・ウィリアム王子も…

見たこともない巨大な植物!実は価格4000万円の売り物。
買い手は、世界の富豪から商業施設まで様々だが、今「彼から植木を買いたい」と指名が殺到しているのが、プラントハンターの西畠清順氏。


西畠清順氏
「公園作るから木がいる、イベントやるから植物で演出したい…という時に有用な植物を探してきて提供する仕事」


明治元年から続く、植木の卸問屋の5代目でもある西畠さん。イギリス王室のウィリアム王子も顧客の一人。


最近では ディオールの代官山新店の庭園を手掛けたほか大阪・関西万博のフランス館には、樹齢1000年のオリーブの大木を生きたまま運搬し、展示してみせるなど年間100件以上の仕事が舞い込む売れっ子だが、そのワケは、普通の植木屋さんにはない“審美眼”。


「紛争地に自生」「草食恐竜がたべていた」命がけで“個性あふれる植物”2万株をハント!

西畠氏
「普通の植物屋さんは市場に行く、問屋から買うという所で終わるが、僕は自生地に行きたいと思っちゃう。僕の木は、自然本来の姿とか、異常に曲がっているとか。この木も台風でぶっ倒れて、また起き上がった。その方が植物の良さが出る」


彼が求めるのは、無骨でインパクトがある植物たち。庭園やイベントに“個性”を求める顧客から重宝されている。


その大きさも運搬も全てが規格外!


西畠さんの拠点には、50か国から集めた珍しい植物が2万株。


西畠氏
「この植物は2億年以上前からある。草食恐竜に食べられないよう巨大化した。草食恐竜も食べるために首を長くして巨大化した(と言われてる)。お互いに巨大化していった」


普段は、海外のプラントハンター仲間や、現地の聞き込み調査を基に顧客のニーズに合った植物を探すそうだが、命知らずの行動力で、時には崖に生える植物をハント!こんな“極限のゲンバ”も。


西畠氏
「これは砂漠のバラ、アデニウム・アラビカムと言う。中東やアラブの国の砂漠に生えている。(自産地の)イエメンに行った時、行ってから気づいたが紛争がやばすぎて。検問で絵に描いたようなマシンガン持っていたり。一歩間違えたら拘束されるやつやなと思って」


ビジネス用語“根回し”の語源!出荷前の入念な下準備

そして"ハンティング”以上に大変なのが、運び出し!入念な下準備は欠かせない。


西畠氏
「急にいきなり根っこ切ったり掘り上げたりすると、植物は一発で死んでしまう。だから『根回し』といって、冬の眠ってる間に根っこを切って準備しといてあげる」


水分を吸収する『細根(さいこん)』は幹から遠い所にある事が多いため、事前に幹の近くの根を切って 新たな細根を生やしておく。これは『根回し』と呼ばれる下準備で、ビジネスで行われる『根回し』の語源なのだとか。これが大木ともなれば、日本に運ぶのは至難の業!


旅客機で!?アルゼンチンから高さ20mの巨木を運搬

西畠氏
「これはアルゼンチンから来た『パラボラッチョ』と現地で呼ばれる木。運ぶのが大変です」


大きいもので高さ20メートル、幅は1.5メートルにもなる極太の植物!船で運ぶなら2か月はかかり、木が死んでしまうリスクが。ならば、空輸はどうか?


西畠氏
「(貨物)飛行機がチャーターできるというから、積んでいこうと思ったら、1億円くらいかかるっていわれたんですよ。仕方ないから混載便で、旅客機の中に入れて持ってきた」


航空会社に頼み込んで、旅客機に貨物として積み込む事に!“お客さんと巨大植物が一緒”の 奇妙な空の旅の末…パラボラッチョは日本へやってきたのだ。


西畠氏
「だいたい、4000から5000万円ぐらい。ビジネスで成功されている方で、その人のお家に入ってる」


“渋谷区の個人宅”で見つけた4000万円の巨木持ち主を直撃!

そんな『個人宅』を、都内で見つけた!


パラボラッチョの持ち主は…


西村誠司氏
「こんにちは!にしたんクリニックの西村です!」
「このシンボリックな佇まい。(お客さんが)来た時に見たことないような、『あっ!』というインパクトのあるものが必要だなと思った」


長さ4メートルのしめ縄を巻き、毎日パワーを貰っているそうだ!


“3Dハンティング”で、映画やゲームにリアルな植物を!


西畠さんは今、 新たな取り組みもスタート!


西畠氏
「歴史的な場所に生えている木とか、絶滅危惧種とか貴重種の植物を3Dでスキャンしてデータをハンティングするっていう」


3Dスキャンしていたのは“しだれ紅葉”。下に垂れるこの姿は、突然変異で生まれる珍しいものだそうで…植物の貴重な姿を後世に残すべく、出会うたびに3D化!こんな"活かし方”も!


西畠氏
「今のゲーム制作会社とか映画の制作会社ってほとんど3Dデータを買って作っている(所が多い)。僕は植物データだったら世界で一番持っている。今1500点位ある。いろんな映画とかゲームに使ってもらえたら」


唯一無二の植物を求め、今日も西畠さんは世界を飛び回る!


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