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第3のビール増税で駆け込み購入増&各社“ビール化”急進 山口真由氏「均質的なビールから『味の多様化』へ」【Nスタ解説】

経済
2026-09-16 20:18

酒税改正により10月1日からビールが「減税」となる一方で、第3のビールなどが「増税」となります。スーパーでは駆け込み消費が起きていました。


【写真を見る】酒税改正で「第3のビールを“ビール化”」各社の戦略は


第3のビール増税 駆け込み購入増 スーパー売り場拡大

都内の小売店。酒税改正を前に、ある売り場が設けられました。


記者
「こちらの売り場には、各社の第3のビールが山積みになっています。ポップには『今がまとめ買いのチャンス!!』と書かれています」


イオンは第3のビールなどの在庫を去年(2025年)の倍に増やし、この店舗では、3ケースまとめて買うと、ティッシュ10箱などの“おまけ”がつくキャンペーンも始めました。
(イオンスタイル品川シーサイドの店舗に限る)


イオンリテール 食品本部 加藤修一部長
「9月に入ってからケース販売売り上げが1.5倍になっている。(増税するものを)まとめ買いしていただける」


第3のビール 各社が“ビール化”へ

現在、ビール類の税率は3つの分類で異なっています。


【ビール系飲料にかかる酒税(350ml缶/ 2026年9月まで)】
・ビール:約63円
・発泡酒:約47円
・第3のビール:約47円


それが10月から約55円に一本化され、「ビール」は減税となる一方で、「発泡酒」「第3のビール」は増税になります。


一方で…



「クラフトビールとかワインとかの方が増えると思います」


こうした「客離れ」を防ごうと、各社が取り組むのは、「第3のビール」の「ビール化」です。


サントリー 西田英一郎社長
「当社は金麦をビール化することで、お客様の数多くのニーズにしっかりとお応えしてまいりたい」


サントリーは10月6日から「金麦」をビールに刷新。減税の波に乗り、手に取りやすい価格帯を狙う戦略です。


アサヒビールは第3のビールの主力、「クリアアサヒ」をビール化。


キリンビールは、「本麒麟」をビールにするほか、サッポロビールも「GOLD STAR」などをビール化します。


酒税改正まで2週間。売り場の勢力図も大きく変わりそうです。


理不尽?なぜ税率一本化に?

井上貴博キャスター:
ビール類の税率一本化で、各メーカーは新しい付加価値をつける動きもあるようです。その一方、ノンアルコールビールの需要が伸びるのではないかとも言われています。


信州大学特任教授 山口真由さん:
メーカー側の「理不尽だな」と思う気持ちはわかりますが、今回の税制改正には理由があり、税の抜け道が多様化するよりは、味が多様化する方が本質的だということなんです。


日本のビールはとても均質的で、製品レベルも高いですが、エールビールのように色々な味が流行ってもいいのかなと思います。


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<プロフィール>
山口真由さん
信州大学特任教授 ZEN大学教授
財務省、弁護士を経て現在は「家族法」研究が専門


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