いわゆる年収「103万円の壁」引き上げをめぐる自民・公明と国民民主党の協議で、国民民主側がきょうの協議を打ち切り、決裂しました。
年収「103万円の壁」をいくらまで引き上げるのか。「178万円」まで引き上げることを求める国民側に対し、前回の協議で「123万円」を提示した与党側。国民側は「話にならない」とはねつけ、協議の状況をゴルフに例えていました。
国民民主党 古川元久 税調会長
「まだグリーンも全然見えないような距離しか飛んでいない。このままだと日が暮れてボールがグリーンに届く前にゲームセット」
与党の提案は目指す「グリーン」に全然届いていないというのです。
そんな状況のなかで始まったきょうの協議。議論したのはわずか10分ほどでした。与党側から新たな提案がなかったとして、国民民主側が激怒、一方的に協議を打ち切り、席を立ったのです。
物別れに終わったきょうも例えに使われたのは、ゴルフでした。
自民党 宮沢洋一 税調会長
「グリーンがどこにあるかわからないもんだから、少し交渉ができるようになるグリーンといったものが、どこにあるのか教えてくださいと。『新たな提案がないんであれば、これ以上協議はできません』ということで、お帰りになったと」
現実的な着地点を見いだすために国民側の本音を知りたいという与党側に対し、あくまで123万円を超える新しい数字を示さない限り、協議には応じないとの考えを示した国民民主の幹部。
政府・与党が今週中の税制改正取りまとめを目指すなか、3党協議は行き詰まりを見せています。
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