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「もう憧れすぎて」世界ジュニア3連覇“令和のマオちゃん”島田麻央が浅田真央と初共演へあふれる想いを独占直撃

スポーツ
2025-03-13 06:00

ハンガリーで行われたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権で史上初の大会3連覇を果たし、最高の形で今季の全日程を終えた島田麻央(16、木下グループ)が都内で今季の総括や来月、憧れの浅田真央と初共演が実現する『スターズ・オン・アイス2025』(4月5〜6日、大阪・門真市)への期待感を独占直撃した。


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真顔をやめて“笑顔で”が目標


Q.今シーズンを振り返ってみて…
島田麻央:

良くない期間もあったりしたんですけど、最終的にいい形で終われたので、良いシーズンだった。
Q.良くない期間というのは?
島田:

10月の東日本ジュニア選手権から全日本ジュニア、ジュニアGPファイナルの3試合があまり良くない結果になってしまった。その次の試合が全日本選手権だったんですけど、全日本はシニアの試合で何もかかっていないので、思い切りやろうって思って。そして全日本が上手くいった所から、また”いい感覚”を取り戻せたと思います。



Q.演技の中で重きを置いたのは…
島田:

昨季はとにかく真顔をやめて「笑顔で」というのを目標にして、今季は笑顔だけじゃなくて違う表情をしようというふうに思って。少しずつ出来てきたんじゃないかなと思うので、来季はもっと感情を込めて、ジャンプのなるべく直前まで表現ができるようにしたいです。


世界ジュニアでは史上初の3連覇「滑る事の楽しさを忘れず」

2連覇中のディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今季の世界ジュニア選手権。SP(ショートプログラム)では自己ベストを更新する74.68をマークし首位に立つと、FS(フリー・スケーティング)でも代名詞のトリプルアクセルや4回転トーループを完璧に決め、ジュニアながら今季世界最高点となる230.84で圧巻の3連覇を飾った。
Q.「今までで一番いい演技ができた」というのは?
島田:

ジャンプを全部決められたという事、そしてあとは、本当にショートとフリーともに緊張したんですけど、最後まで滑っている事の楽しさを忘れず滑り切れた事が何より良かったなと思いました。
Q.3連覇に対するプレッシャーはあった?
島田:

3連覇というのは現地に入ってからは考えていなくて、とにかく自分の演技に集中して後悔のないようにという事だけを思っていました。
Q.島田選手が考える自分の「強み」とは?
島田:

人より失敗もしますし、たくさんこけるんですけど、そこで諦めず、立ってやり続ける所かなと思います。世界ジュニアも調子が良かったわけではなく、本番リンクでは1回も4回転を降りられていなくて。そこで抜く選手もいるとは思うんですけど、私はそこを変えずにやって、その結果(本番の)成功に繋がったので、そこはやっぱり諦めないで良かったなと思いました。



Q.ちなみに、初めてのハンガリーは楽しめたか?
島田:

中心地から離れた所だったので、ショッピングに行ったり、レストランに行ったりとかはできなかったんですけど、現地の料理っぽいものを食べたり、ハンガリーのリンクは楽しめました。


つかの間のオフへ 楽しみは家族旅行

ジュニアの大会では無敗、さらにシニア勢と戦う全日本選手権でも2位に入る無類の強さを見せたシーズンが終わり、来季に向けたオフに入る。海外での試合が多い島田麻央にとって、最もリラックスできる瞬間は、やはり家のベッドのようだ。
Q.オフでやってみたい事、楽しみな事は?
島田:

してみたい事…あっ、今思い出したんですけど、家族で韓国旅行に行く事が決まっていて、それが今楽しみです。
Q.オフになってやっとリラックスできるなという瞬間は…
島田:

帰国して家に帰った日に、家の自分のベッドで寝た時が一番リラックスできて気持ちよかったです。実感し過ぎて気持ちがすごく緩んでいます。
Q.キュッと引き締めるタイミングは?
島田:

まずは“スターズ・オン・アイス”の前にはキュッと引き締めて。いい演技を見せられるようにしたいので、そこでまず、キュッと引き締めたいです。


“スターズ・オン・アイス”で浅田真央さんと初共演「憧れすぎて…」

来月には、3年連続の出演となる“スターズ・オン・アイス”が控えており、名前の由来でもある浅田真央さんとの初共演が注目を集めている。インタビューでは、憧れの浅田真央さんに対する想いが溢れ出した。
Q.“スターズ・オン・アイス”まであと1ヶ月…
島田:

そうですね、いろんな方と共演できるのですごく今から楽しみにしていますし、みんなで一つのプログラムを作り上げていくのがすごく楽しいです。やっぱり浅田真央さんとの共演が楽しみです。
Q.初めて共演する気持ちは?
島田:

驚きと嬉しさと、本当なのかなっていう気持ちでした。
Q.浅田真央さんに最後に会ったのは?
島田:

最後に会ったの・・・小学校2、3年生くらいの時だと思います。
Q.そのとき以来の再開ですが…
島田:

(想像が)全くつかないです。その時はもうサイン貰えただけですごく嬉しかったのに、今度は一緒に滑る事まで出来るなんて思いもしなかったです。(浅田さんも)トリプルアクセルをやっているので、やり続けた理由やトリプルアクセルを入れた理由、フリーやショートの精神面はどうだったかとかを聞きたいです。
 


Q.浅田真央さんの好きな所と参考にしている所はあるか?
島田:

誰もが好きな癒される笑顔と、トリプルアクセルをずっと挑戦し続ける姿と、あとはバレリーナが氷上で滑っているような表現と、曲に合わせたステップシークエンスが好きです。浅田さんは憧れの存在なので、真似するとかは全然考えていなくて。ちょっとずつ自分も成長してきたので、これから真似する時期に入ってもいいのかなと思ってきました。
Q.これからですか? 
島田:

そうですね。もう憧れすぎて、真似しようって思って見ていなかったです。
Q.「憧れ」なのか?
島田:

そうですね。あとは少し勝手ながら自分と同じような所があるという所も憧れの一つです。当時誰も跳んでいないようなアクセルジャンプにずっと挑戦し続けていた所が、同じくアクセルに挑戦している私と少し重ね合わせられる所かなと思います。
Q.上手く行く時、行かない時も浅田真央さんが感じていたように感じている?
島田:

はい、今感じてるので、浅田真央さんはどんなふうに感じてたのかを知りたいです。
Q.ファンの方々にはどんな所を楽しんで貰いたいのか?
島田:

試合とは違った世界観を出した『Wicked』だったり、もう一つエキシビションナンバーを作る予定でそれは初披露だと思うので、そこを見てほしいです。やっぱり試合だと、ジャンプを失敗したくないだとか、得点ばかり気にしてしまうと思うんですけど、アイスショーは本当に心から楽しんで、本当にスケートが大好きというのを改めて思わせてくれるような場所だと思うので、とにかく楽しんで笑顔で滑りたいと思います。
開幕まで1か月を切った『スターズ・オン・アイス2025』。憧れの浅田真央さんとの共演、試合とは違った魅力が満載の島田麻央の滑りを見逃せない。
 


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