
■MLB パドレスーダイヤモンドバックス(日本時間8日、ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(38)が本拠地のダイヤモンドバックス戦に今季初先発、3回2/3、63球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球4、失点2(自責点2)、復帰マウンドで全ての変化球を試した。
右ひじの炎症で開幕から故障者リストに入っていたダルビッシュが復帰登板、チームは首位ドジャースに7ゲーム離されての2位、先発投手陣も安定感があるのは今季9勝を挙げてオールスター出場を決めたN.ピペッダ(32)くらい。D.シース(29)は18試合に登板し、わずか3勝(8敗)、R.バスケス(26)も18試合で3勝(4敗)と厳しい状況。
昨季、13勝のM.キング(30)は右肩の炎症、J.マスグローブ(32)はトミージョン手術で今季は絶望と先発の駒が足らなくなっていた。
後半戦で首位ドジャースを追うにはダルビッシュの復帰が不可欠となった。大歓声で本拠地のマウンドに立ったダルビッシュ、1回、1番・C.キャロル(24)にカットボール、カーブ、シンカーと様々な球種でカウント0ー2と追い込むと、4球目、カーブで空振り三振。続く2番・G.ペルドモ(25)には一転、ストレート中心に攻めてショートゴロ。3番・L.グリエル(31)にはスライダー、スイーパーと横の変化で攻めて、最後はスプリットで空振り三振。それぞれの打者で使う球種を分けて無失点に抑えた。
ダルビッシュは1回にシンカー、カーブ、カットボール、スライダー、スイーパー、スプリットと6種類の変化球を試した。
パドレス打線はその裏、1死一、二塁から併殺打崩れで1点を先制した。2回のマウンドに上がったダルビッシュ、先頭の4番・J.ネイラー(28)には厳しい判定もあり四球を許すと、5番・E.スアレス(33)にはストレートを弾き返されて、三塁線を破るタイムリーツーベースで同点に追いつかれた。さらに6番・J.マッカーシー(27)にも四球で無死一、二塁のピンチ。
このピンチで7番・J.マッキャン(35)にはスイーパーで空振り三振、8番・A.トーマス(25)はセンターフライ、9番・B.アレクザンダー(26)をライトフライと最少失点で切り抜けた。
3回、ダイヤモンドバックス打線が2巡目に入ると、1番・キャロルには初球のカットボールを叩かれて、右中間へツーベース、2番・ペルドモには送りバントを決められて、1死三塁のピンチとなった。
迎えるは3番・グリエル、2球連続スライダーで空振りを奪ったが、3球目のスイーパーをレフト前へタイムリー、横の変化球を3球続けてしまった。その後、死球で1死一、二塁と再び得点圏に走者を進めたが、大谷とホームランキングを争っている5番・スアレスにはギアをあげてスイーパーでレフトファウルフライ、6番・マッカーシーはセカンドゴロとしっかり後続を抑えた。
4回、先頭の7番・マッキャンはスイーパーで空振り三振、続く8番・トーマスには厳しい判定もありこの試合3つ目の四球を与えた。それでも9番・アレクザンダーはスイーパーで空振り三振、2死を奪ったが、パドレスベンチはダルビッシュを降板させ、2人目に松井裕樹(29)を送り、今季初の日本選手リレーとなった。松井は1球で1番・キャロルをライトフライに打ち取った。
ダルビッシュは3回2/3、63球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球4、失点2(自責点2)、本拠地ファンの大歓声でベンチへ迎えた。
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