
11月15日から日本で初開催される東京2025デフリンピックの開幕まで100日となった7日、東京都世田谷区の二子玉川ライズで、開幕を記念するイベントが行われた。
【写真を見る】東京デフリンピック開幕まで100日 こだわりのメダルを初披露 ! 5大会連続出場 デフ水泳の茨隆太郎「更にメダルを獲りたい」
セレモニーでは、入賞者に授与される金・銀・銅のメダルが初披露。デザインは、8万人を超える全国の小中高生の投票で選ばれた。コンセプトは「みんなで羽ばたく」。メダルには折り鶴や桜などが描かれ、日本らしさを表現している。
これまでのデフリンピックで19個のメダルを持つ、5大会連続出場のデフ水泳・茨隆太郎(31、SMBC日興証券)は、この日初めて実物を見て「アスリートとして更にメダルを獲りたいという気持ちが芽生えた」と本番への思いを口にした。
セレモニーでは、手話などを元に作られた、目で伝わる新しい応援スタイル「サインエール」を披露。選手の立場から開発にも携わったデフ陸上の山田真樹(28、ぴあ)が来場者に向けて、自らが実践し、デフアスリートの応援の仕方を伝えた。
イベントに登壇した小池百合子東京都知事は「誰もが生き生きと暮らす社会へ変えていく大きな力となる」と、開催に向けて期待を語った。デフリンピックの開幕は11月15日。東京を中心に福島、静岡で21競技が行われる。
【東京2025デフリンピック】
「デフ」とは、“耳が聞こえない・聞こえにくい”という意味で、デフリンピックは国際的な「聞こえない、聞こえにくい人のためのオリンピック」。4年に1度開催され、デフアスリートのための国際スポーツ大会。東京2025デフリンピックは、11月15日~26日までの12日間、東京を中心に開催。70~80の国と地域から約3000人の選手が参加し、21競技で世界一を決める。
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