
■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第1戦 フィリーズ3-5ドジャース(日本時間5日、シチズンズ・バンク・パーク)
ドジャースが地区シリーズ第1戦でフィリーズに逆転勝利。大谷翔平(31)が自身プレーオフ(PO)初の二刀流で出場し、6回3失点、9奪三振でPO初の白星を手にした。打撃では4打数無安打(1四球)4三振だったが、完全アウェーの中で力投。最後の9回は佐々木朗希(23)が締め、“メジャー初セーブ”を飾った。
“投手・大谷”が2回に3失点を喫したが、打線は6回にE.ヘルナンデス(34)の2点タイムリー、7回にT.ヘルナンデス(32)の逆転3ランで、“Wヘルナンデス”が5打点。大谷の力投に応え、執念の粘り勝ちを収めた。
立ち上がり3者凡退の大谷は、2回は四球と安打で無死一・二塁のピンチを背負った。ここで6番リアルミュートにフォーシームを捉えられ、打球は右中間を破る2点タイムリー3ベースに。さらに1死三塁でベーダ―の犠牲フライで0-3とリードを広げられた。
“打者・大谷”の第1打席はフィリーズ先発の左腕C.サンチェスを相手に空振りの3球三振。第2打席(3回)、第3打席(5回)ともに見逃し三振だった。
打線はそのサンチェスに対し5回までヒット2本と打ち崩せず。2回はF.フリーマン(36)、5回はA.コール(31)がともに先頭の安打で出塁するも、後続が凡退。6回は2死一・二塁とチャンスを作ると、E.ヘルナンデス(34)が三塁線を破る2点タイムリーを放ち、2-3とついに反撃の狼煙を上げた。サンチェスはここで降板となり、ベテランの40歳D.ロバートソンに交代。
3回、4回と3人で抑えた大谷は、5回は死球、安打で2死一・二塁と走者を出したが、本塁打王シュワーバーをフルカウントからカーブで空振り三振を奪い、渾身のガッツポーズを見せた。6回は2つの三振を奪うなどこの回も追加点を与えず。直後の7回、大谷は無死一・二塁の好機で4打席連続の三振に倒れるも、2死一・二塁でT.ヘルナンデスが値千金の3ランを放ち絶叫。逆転に成功し、ベンチではロバーツ監督(53)らが歓喜のガッツポーズ。大谷は勝ち投手の権利を得て、6回89球、3安打3失点、9奪三振で降板した。
その後、7回はT.グラスノー(32)、8回2死満塁でA.ベシア(29)が抑え無失点リレー。9回の大谷の第5打席は四球で、ブルペンの佐々木に少しの準備時間を与えた。満を持して自身初のセーブ場面で9回のマウンドに向かった佐々木。先頭のリアルミュートに対し、初球は162.5㎞の直球を投げ込むと、見逃し三振。続くM.ケプラーに右二塁打を許したが、後続を二ゴロ、三邪飛に打ち取り、日米通じて初のセーブを大舞台で手にした。
地区シリーズでは先に3勝したチームが次のリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)に進出する。
・【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【前編】「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
・新総裁に高市早苗氏「解党的出直し」なるか? 規制強化訴えた「外国人政策」議論の行方は…【報道特集】
・「調書作っても署名しないから無駄ですよ」逮捕目前だった新井将敬衆院議員が宿泊先のホテルで…一報を聞いた弁護人の猪狩俊郎は「あんな微罪で命を絶つなんて、考えられない」【平成事件史の舞台裏(28)】