
■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第1戦 フィリーズ3-5ドジャース(日本時間5日、シチズンズ・バンク・パーク)
ドジャースが地区シリーズ第1戦でフィリーズに逆転勝利を飾った。大谷翔平(31)は自身プレーオフ(PO)初の二刀流で出場し、6回(89球)3失点、9奪三振でPO初の白星を手にした。
前日の会見では「緊張することもあるとは思いますけど」と話していた大谷は、「試合前はいろいろなデータを整理してる段階では、試合中をイメージして緊張感はありましたけど実際に試合で投げることに関しては、集中して試合に入っていけたかなと思います」と初のプレーオフのマウンドを振り返った。
バントする仕草もみられた9回の第5打席について「最後はそうですね(9番の)ウィル(スミス)の打席くらいでロウキが(肩を)作り始めたので、監督から時間を稼いで欲しいっていうオーダーが出てましたし、そういう意味ではいいフォアボールになった」と明かし、佐々木朗希(23)が9回クローザーとして準備する時間を作れたことについて触れた。
自身は序盤の2回に3失点で、5回のピンチでは本塁打王のK.シュワーバーを迎えた。「試合の行方を決定づける場面だったかなとは思うので、先制点取られた後に味方が反撃に出る。そこまでしっかりと粘れれば、必ずチャンスは来るかなと思ってたので、(カウントが)3-2になった段階で、僕の中にもカーブの選択肢がほとんどでしたし、(捕手の)ウィルから来た要求も一発目はカーブだったので、確実にいけるんじゃないかなと思って自信を持って投げました」と空振り三振に仕留めたシーンは、描いた通りだったという。
打っては第1打席から今季2度目の4打席連続三振だった。「素晴らしいピッチャーが5打席ともマウンドにはいたので、なかなかこう打てる機会がなかったんですけど、それでもムーキー(ベッツ)とテオ(T.ヘルナンデス)が後ろにいる中で、まずは左ピッチャーの場面で出してもらえるっていうのが、この打線の組んでる意味だと思うので、そういう段階でまずは使ってもらえたっていうのが僕の中では一番にあそこにいる意味だと思うので、なおかつヒットが打てればそれはベストだった」とフィリーズの投手陣を称えた。
T.ヘルナンデス(32)の逆転3ランについて「いやもう素晴らしい瞬間、これこそポストシーズンの醍醐味っていう、そういう瞬間だったんじゃないかなと思います」と頼もしい一発に感謝。
最後に「なぜ二刀流を続けるのか?」の質問に「なんですかね。できると思ってるからとは一番思いますけど、それが自分の色であり、自分の強みだと思ってるので。どちらでもチームとってプラスになるのであれば、それは自分にしかできない役割だと思うので、それをこなしていくのが今の仕事だと思ってます」と回答。メジャーのプレーオフで投打二刀流の選手が勝利を挙げた日に、改めて記者から聞かれ、思いを語った。
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