
■MLB ワールドシリーズ第6戦 ドジャース-ブルージェイズ(日本時間1日 トロント、ロジャース・センター)
ドジャースの山本由伸(27)がワールドシリーズ(WS)第6戦に先発登板し、6回96球を投げて、被安打5、奪三振6、四死球1、失点1(自責点1)の快投。チームは3回にW.スミス(30)が先制打、M.ベッツ(33)にもタイムリーが飛び出し2点をリードしている。
連覇を狙うドジャースは2勝3敗と崖っぷち。負けられない大一番でプレーオフ(PO)5試合目の登板となった山本の立ち上がりは、先頭のG.スプリンガーをスプリットで追い込むとカーブで遊ゴロに打ち取った。続くN.ルークスはサードを守るM.マンシー(35)のエラーで出塁を許すも3番・V.ゲレーロJr.を三ゴロの併殺打に抑え無失点で凌いだ。
2回は三者凡退に抑える好投。打線はブルージェイズの先発・K.ゴーズマンに対し3回、T.エドマン(30)の右二塁打、大谷翔平(31)は申告敬遠とし2死一、二塁の好機を作った。すると2番・W.スミス(30)にレフトへの適時二塁打が飛び出し先制点に成功。さらに2死満塁とチャンスは続き、4番・M.ベッツ(33)のタイムリーで2点を追加し3ー0リードを広げた。
しかし3点のリードに変わった直後の3回裏、山本は先頭のA.バーガーに左二塁打を浴びると2死二塁からスプリンガーにセンターへの適時打を放たれ1点を返された。中盤に入り4回、5回とヒットで走者を出すも、後続を抑え本塁は踏ませなかった。
6回、1死走者無しで迎えたルークスの打席でファンがグラウンドに乱入。試合が一時ストップするアクシデントが起こった。そこから2死を奪った山本だが、ゲレーロJr.に左二塁打、ビシェットに四球と得点圏に走者を背負うピンチに。それでも続くD.バーショをスプリットで空振り三振に仕留めこの回を無失点に切り抜けた。
7回からは2人目・J.ロブレスキーがマウンドに上がり山本は降板となった。
ブルワーズとの優勝決定シリーズ第2戦(日本時間15日)で自身メジャー初完投をした山本。WS第2戦(同26日)では9回105球を投げ1失点の好投で2戦連続完投、さらに日本人初のワールドシリーズ完投の快挙を達成した。
山本は今季レギュラーシーズン30試合に先発しチームトップの12勝(8敗)、リーグ2位の防御率2.49をマーク。9月には自身2度目の月間最優秀選手(MVP)に選出された。ポストシーズン(PO)は試合前時点で4試合に登板し3勝1敗、防御率1.57としている。
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