
■東京2025デフリンピック 陸上(20日、大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場)
【東京世界陸上】デフアスリート15人が国立の大観衆のなかエキシビションレース
■東京2025デフリンピック 陸上(20日、大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場)
日本で初めての開催となる東京2025デフリンピック。20日に陸上競技・男子ハンマー投決勝が行われ、日本勢が表彰台を独占する快挙を成し遂げた。
遠山莉生(21)は60m19で金メダル、森本真敏(40)が56m04で銀メダル、石田考正(39)が55m51で銅メダルと、日本勢が全てのメダルを獲得した。
5人で争われた決勝で、昨年の世界デフ陸上で銅メダルを獲得した遠山莉生(21)は、1投目で56m86をマークすると、2投目で58m74と記録を伸ばす。3投目では自己ベストを1m以上更新する60m19のビッグスローを見せ、右腕を突き上げて喜びを爆発させた。
「素直にうれしい。とにかく自己ベストを出すことができてうれしい」と話した遠山。一週間前に腰を痛めたというが、「周囲の支えや応援で、むしろ調子が良くなった」と感謝。日本勢で表彰台独占という快挙を成し遂げたが、遠山は「(森本選手、石田選手)2人のおかげでここまで来れた」と、ベテランの2人にも感謝を述べた。
日本で初開催となったデフリンピックについては、「今回東京でデフリンピックが開催されて、我々アスリートがちゃんと活躍することが、メディアの注目度を相乗効果で上げることができると思うので、すごく大きな意義のある大会になったのかなと思います」と、アスリートとしての思いを口にした。
前回大会王者の石田は1投目で55m51を投げたが、前回大会銀メダルの森本が4回目に56m04をマークし、石田を抜いて2位に浮上し、森本が2大会連続の銀メダル、石田が銅メダルとなった。
【男子ハンマー投 結果】
金メダル 遠山莉生 60m19
銀メダル 森本真敏 56m04
銅メダル 石田考正 55m51
【デフリンピック】
デフリンピックとは「デフ+オリンピック」。デフとは英語で「耳が聞こえない」という意味で、聴覚障がいのあるアスリートの国際的なスポーツ大会のこと。第1回は1924年にフランスで行われ、今年11月15日から行われる東京大会は100周年の記念すべき大会で、日本では初開催となる。駒沢競技場を中心に21競技が行われ、80をこえる国と地域から約3000人の選手が参加する。
*写真は左から銀メダルの森本選手、金メダルの遠山選手、銅メダルの石田選手
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