
■バスケットボール 全国高校選手権・男子決勝 福岡大附大濠 97ー71 東山(29日、東京体育館)
高校バスケの年末恒例『ウインターカップ』の男子決勝が行われ、福岡大附大濠(福岡②)が、東山(京都①)を97ー71で下し、大会連覇を達成した。
福岡大附大濠は1回戦、報徳学園(兵庫)を84-41、2回戦では羽黒(山形)を99-62、3回戦の開志国際(新潟①)戦も77-75で勝利し、準々決勝に進んだ。準々決勝は土浦日大(茨城)に81-67で勝ち、準決勝も鳥取城北(鳥取)を69-66で破り、3年連続での決勝進出を決めた。
高校バスケ、冬の日本一決定戦。第1クォーター(Q)序盤は一進一退の攻防が続いたが、中盤で福岡大附大濠の1年生・白谷柱誠ジャックが3ポイントを決め波に乗る。速攻からのシュートやフリースローを確実に決めるなど、福岡大附大濠が25-13とリードした。
第2Q、福岡大附大濠はディフェンスも好調。相手シュートを完全にブロックすると、本田蕗以(2年)の個人技やダンクで得点を重ねる。さらにインターセプトからの速攻や櫻井照大(1年)をはじめ3ポイントも次々と成功。個の力で東山を圧倒し、55-37と大きくリードして前半を終えた。
第3Qに入っても、本田のドライブにキャプテン・榎木璃旺(3年)が3ポイントを連続で決めるなど、序盤から攻撃を続ける福岡大附大濠。東山も3ポイントなどで食らいつくが、なかなか点差を詰めることができず、76-56と福岡大附大濠が20点のリードを保ち、最終第4Qに突入した。
第4Qも榎木が止まらない。3ポイントを3本続けて決める。ここまで8本中6本を成功させ、両手を叩いてチームを鼓舞。その後も素早いパス回しからの3ポイントに、白谷も3ポイントや狙いすましたシュートを決めるなど、福岡大附大濠が圧倒的な攻撃力を見せ、東山を下し高校日本一に輝いた。
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