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“今シーズン最強寒波”襲来!3連休を直撃 東京でも雪に?大雪ピーク後も「凍結」に注意!【Nスタ解説】

国内
2025-01-10 21:38

今シーズン最強寒波の影響は全国の広い範囲に及んでいて、日本海側を中心に各地で大雪が続いています。さらに東海地方にも影響が。スリップ事故も起きています。(1月10日午後5時30分頃放送)


【写真を見る】“今季最強寒波” 今後の雪と雨の予想


“今季最強寒波”の影響で大雪被害相次ぐ

日比麻音子キャスター:
大雪の影響が広がっていて、被害も出ています。


【10日 午後4時時点の積雪】
青森・酸ケ湯:370センチ(平年比164%)
山形・肘折:198センチ(平年比117%)
新潟・守門:194センチ(平年比159%)


気象予報士 森田正光さん:
1m四方では水だと1tあります。雪だと約0.5t程度なので、約500kgあるんです。だから、370cmということは、1m四方で約150kgの重さがあるということなので、とんでもない量です。


日比キャスター:
雪による被害ですが、青森県では9日午前9時時点で6人が死亡。全て屋根の雪下ろしの中だったということです。(青森県HPより)


岐阜県でも8日、雪の坂道で滑った車にひかれて男性(73)が死亡。また、高知県いの町でも9日、除雪作業中の運転手(46)が事故で死亡したというケースも相次いでいます。


「雪はとにかく重い」ということを意識しておきたいですね。


森田気象予報士:
雪はいったん積もり、降雪が弱まった際に隙間ができます。そこに新たに雪が積もると、その雪が滑り落ちるので雪崩のようなことが起きます。なので、雪かきや雪下ろしなどは本当に気をつけたいところです。


日比キャスター:
交通への影響も見ていきます。


【新幹線】
▼山形新幹線
始発~午前11時頃まで
「福島駅」~「新庄駅(山形県)」の間で運転見合わせ

▼東海道新幹線
始発~
「名古屋駅」~「新大阪駅」の一部区間で速度を落として運転し、遅れ発生


【飛行機】
▼全日空
「庄内空港(山形県)」「鳥取空港」など発着の14便が欠航

▼日本航空
「但馬空港(兵庫県)」など発着の6便が欠航


今後、引き続き交通への影響も出てくるのでしょうか?


“最強寒波”は3連休を直撃 東京でも雪に?

森田気象予報士:
10日午後6時現在の予想を見ると、日本海側では11日午前中にかけて雪が降り続きます。


今までより降り方は多少弱まりますが、まだ危険な降り方をすると考えられます。11日正午ごろまでは警戒が必要です。逆に太平洋側の方は晴天になります。


【予想降雪量】(あす夕方まで・多い所で)
東北・関東甲信 50センチ
北陸・近畿・中国 40センチ


また、一つ心配事があります。


12日(日)の予想天気図を見ると低気圧が2つあります。特に南の低気圧が発達はしませんが、これから北東方向に進んでいきます。そうなると、東京の予想は「くもりのち雨か雪」という予想になります。


12日午後3時は雨・雪は降らずに済みそうですが、午後11時になると、東京から神奈川県のあたりに雪の予報が出ています。


量的にはおそらく少ないんですが、万が一ということがありますので、12日の夜は天気予報をよく見てから行動していただきたいと思います。


全国の週間予報ですが、新潟や札幌などは、現在続いている雪が11日午前中まで強く降ります。その後、いったんこの冬型は収まりますが、その後また気温が上がっていきます。


東京は15日(水)は最高気温15℃という予想になっています。乱高下のある天気ということなりますね。


大雪のピーク後も「道路冠水」や「路面凍結」に注意!

日比キャスター:
雪のピークが終わった後でも雪が降ったり止んだり、また固まったりということもあります。


▼雪の重みで家屋や車庫の倒壊・落雪があったり、▼雪の重みで倒木して断線し停電が発生するということも可能性としては考えられます。


また、気温上昇や雨で雪がとけて道路が冠水するということもあります。さらに、早朝の急激な気温低下で「路面凍結」も発生するので、こちらも引き続き注意してください。


また、「路面凍結」の中での急ブレーキにも注意が必要です。


【時速40kmから急ブレーキをかけた時の制動距離】(JAF東京支部によると)
▼圧雪路(雪が踏み固められた状態)
ノーマルタイヤ:29.9m
ノーマルタイヤ+チェーン:28.4m

▼氷盤路(路面凍結)
ノーマルタイヤ:105.4m
ノーマルタイヤ+チェーン:59m


特に都内では路面の凍結に慣れていないので、車の運転には最大限の注意が必要です。


そして凍結への備えとして、水道管にも注意してください。


屋外の水道管については、保温材を巻きつけてヒモで固定し、ビニールテープなどで隙間なく重ねて巻いておくと良さそうです。


また、給湯器の配管については、給湯器の運転をオフにするか、給湯器のガス栓をしめて、幅4mm程度の水を流し続けると良さそうです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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