事件の捜査で訪れたことがあるアパートの一室に侵入し現金あわせて3000万円を盗むなどした罪に問われている元警察官の裁判で、元警察官は動機について「家の買い換え費用や老後への不安があった」と語りました。
警視庁蒲田署の元巡査部長・小林元気被告(45)は、今年1月と2月の2回にわたり、高齢男性の死亡事件の捜査で訪れたことがある東京・大田区のアパートの一室に侵入し、現金あわせて3000万円を盗むなどした罪に問われています。
きょうの初公判で、小林被告は起訴内容を認めました。小林被告は被告人質問で、動機について「家の買い換えや老後への不安があり、お金が欲しかった」と涙ながらに明かしました。
検察側は「警察官の立場を悪用した極めて悪質な犯行で、警察組織への信頼を損ねた」として小林被告に懲役2年6か月を求刑。一方の弁護側は「被害金はすべて返金している」「自ら犯行を上司に打ち明けていて、自首が成立する」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月24日に言い渡される予定です。
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