位置情報をスマホなどに知らせてくれる「紛失防止タグ」。これを悪用したストーカー事案が急増し、去年は過去最多を記録しました。
「タグでイヤホン取り返した」 “紛失防止タグ”使っていますか?
大学生(20代)
「高速道路のサービスエリアで財布を落として、タグで見つけた」
「(Q.正確に場所は分かるか)音が鳴るので近づいて音を鳴らして聞こえたら拾う」
紛失防止タグ愛用 高校生
「2つあります。物をよく落としたりなくしたりするので、便利かなと思って使っている」
忘れ物や盗難対策として、ここ数年、利用者が増えているとされる「紛失防止タグ」。
スマホと連携すれば、タグがどのあたりにあるか簡単に確認できます。財布やカギにタグを付ければ、落としたり盗まれたりしてもその位置情報がわかるのです。
紛失防止タグ愛用 高校生
「盗まれたんですよ1回。イヤホンを落として、動いてるから(スマホで)見たら、『え、やばいやばい』ってなって、『追いかけないと』と思って。(Q.結果は)取り返しました。めっちゃ正確ですよ、エアタグ」
「位置情報」を利用した便利グッズ。ただ、その“利便性”を悪用するケースが相次いでいます。
「安心」が「恐怖」に 悪用対策は?
2025年12月、茨城県・水戸市で女性が殺害された事件。逮捕された元交際相手の男が、女性の実家に「紛失防止タグ」が入ったぬいぐるみを送っていたことが明らかになりました。警察は、男がタグの位置情報から女性の自宅を特定した可能性があるとみています。
19日、警察庁は紛失防止タグを悪用した行為の相談件数を発表。2025年は過去最多の679件にのぼりました。前の年の2倍に迫る件数です。タグを悪用した“ストーカー行為”。こちらの会社も対応に追われています。
トライエイジェント 田村透 代表
「2025年の1月から3月までと比べて、だいたい1.5倍くらいになっている」
盗聴器などを調査する会社ですが、タグの捜索依頼が急増しているといいます。よくタグが見つかるというのが「車」。
特に気を付けなければいけないのが...
トライエイジェント 田村 代表
「車の側面の下側ですね。大体が磁石を使って取り付ける。何度も電池交換をされたようで、かなり両面テープとか磁石も使い込まれた形跡があった」
ストーカーの狙いの多くは自宅などの特定。私たちは、どのような対策ができるのでしょうか。
例えば、スマートフォンでは、見知らぬタグが一定時間そばにあるとスマホに通知される設定にすることができます。(※事前設定が必要)
そして「細かな確認」。人からのもらい物にも注意が必要だということです。
トライエイジェント 田村 代表
「(仕掛けるのは)接触したことがある人物の方が可能性は高い。トラブルがあった場合には人に物をもらわない」
自分の大切なものを守る「安心」が自分の身を脅かす「恐怖」に変わるかもしれない。もし家で見知らぬタグを見つけたら、警察に相談することが重要だとしています。
「紛失防止タグ」相談急増 “ストーカー”自宅特定に悪用も
株式会社 QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
紛失防止タグを使って助かったこともあるので、便利なものだというのはわかりますが...どうしても悪用ができてしまうし、ストーカー行為に繋がるようなことをする人は確信犯のケースも多いので、厳罰化をしても効かないかもしれません。
アプリ側の対策も行われていますが、タグを使った犯罪は、それを乗り越えるぐらい人力で進化していくものだと思います。悪用される可能性があることを知っておくことが、スタート地点になるかなと思います。
小川彩佳キャスター:
紛失防止タグ以外に、スマートウォッチやイヤホンなどの位置情報がわかるものもあります。そのようなものを忍ばせるケースもあるようなので、意識の片隅に入れていただきたいです。
==========
<プロフィール>
伊沢拓司さん
株式会社 QuizKnock CEO
クイズプレーヤーとして活躍中
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・【裁判詳細】女子大生2人焼死事故 両親「怒りでどうにかなってしまいそう」「遺体と対面し本当の絶望を知った」追突トラック運転の男「ぼーっとしていた」起訴内容認める 山口
・「あんな微罪で死ぬことはないだろう…」逮捕直前にホテルで命を絶った新井将敬 衆院議員「この場に帰って来れないかもしれないけども、最後の言葉に嘘はありませんから」【平成事件史の舞台裏(28)】
