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前代未聞の会談決裂受け…軍事支援停止 戦況への影響は?トランプ大統領の真意は?【サンデーモーニング】

海外
2025-03-09 14:50

前代未聞の口論による会談決裂をうけ、3日、トランプ大統領はウクライナへの軍事支援の一時停止を命じました。


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ロシアによる攻撃が続く中、戦況への深刻な影響が懸念されています。


自画自賛?最長“1時間39分”の演説

トランプ大統領
「アメリカが戻ってきたぞ!!」
「我々は43日間で多くの政権が4年や8年で達成する以上のことを成し遂げた。まだ始まったばかりだ」


自画自賛の演説に盛り上がるのは、共和党の議員たち。
トランプ氏は1時間39分にわたって演説。自らの成果を誇りました。


トランプ大統領
「私は不公平なパリ協定から脱退した。腐敗した世界保健機関からも脱退した」


一方、ウクライナ侵攻については停戦に向けた見通しが立たない状況ですが...


トランプ大統領
「きょう未明、ウクライナのゼレンスキー大統領から重要な書簡を受けとった」


激しく口論したゼレンスキー大統領からメッセージが届いたというのです。


ウクライナ軍事支援を一時停止 トランプ氏の真意は?

トランプ大統領
「君はカードを持っていないんだぞ」


ゼレンスキー大統領
「カードゲームの話はしていない。私は真剣です」


トランプ大統領
「カードゲームをしている」


2月末、前代未聞の口論を繰り広げたふたり。その後も応酬が続きました。


ゼレンスキー大統領
「停戦の合意までは、まだ非常に遠いです」


この発言にトランプ氏の怒りが再び爆発。


トランプ大統領(3日投稿)
「ゼレンスキーのこれまでの発言の中で最悪のものだ。アメリカはこれ以上、我慢しない!」


そして、ついに軍事支援の一時停止という強硬措置に出ました。


その翌日、ゼレンスキー氏はSNSにメッセージを投稿。
これをトランプ氏が「書簡を受け取った」として紹介したのです。


トランプ大統領
「(書簡には)『私はトランプ大統領の強力なリーダーシップのもと、永続的な平和を手に入れるために働く用意がある。彼がこの書簡を送ってくれたことに感謝する」


軍事支援の停止を突きつけられ、関係修復を急いだゼレンスキー氏。背景にはウクライナ軍の厳しい現状があります。


3年を超える戦闘で ウクライナ兵の死者は4万6000人以上 「支援がなければ、状況が困難になる」 

2月末、ウクライナ北西部の映像。


軍関係者
「止まれ!」


犬を散歩させていた男性が逃げていくのを軍服を着た人物が追いかけています。
その後、男性は連行されました。


ウクライナ当局はこの男性について徴兵逃れを繰り返していたと説明しています。


3年を超える戦闘で、ウクライナ兵の死者は当局の発表だけで4万6000人以上。AP通信は関係者の話として「脱走兵は20万人に達する可能性がある」と伝えています。


そんな厳しい状況の中でも、戦闘が継続できているのは、アメリカからの軍事支援があるからです。


大量に消費される砲弾。精密に攻撃できるロケット砲。
前線で戦う戦闘車両もアメリカが供与。
開戦当初に脚光を浴びた対戦車ミサイル「ジャベリン」もアメリカ製です。


トランプ氏も..


トランプ大統領
「戦車を倒すためにジャベリンを送ってやった!もしアメリカの武器がなかったら、この戦争は2週間で終わっていただろう」


前線のウクライナ兵は危機感を募らせます。


「(米国の)支援がなければ、状況が困難になることは間違いない。単なる困難ではない、非常に困難だ」


ウクライナの窮状を見透かしたように、この数日、攻勢を強めているのはロシア軍です。


アメリカとの関係改善を急ぎたいゼレンスキー大統領は...


ゼレンスキー大統領(5日)
「ウクライナとアメリカのチームが会談に向け作業を始めている」


アメリカからの支援再開と停戦に向けた道筋は描けるのでしょうか。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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