
アメリカのトランプ大統領に近い共和党の上院議員が中国を訪問し、中国外務省の高官と会談しました。米中間の貿易問題などについて協議したものとみられます。
中国の外務省は、北京を訪問している共和党のデーンズ上院議員が中国外務省の馬朝旭外務次官と21日、会談したと発表しました。
「双方は中米関係や共通の関心事について突っ込んだ意見交換を行った」ということですが、協議の詳しい内容は明らかにされていません。
北京のアメリカ大使館は20日、SNSでデーンズ上院議員が中国側と合成麻薬「フェンタニル」の流入問題や、アメリカ国内の雇用の保護、公正かつ互恵的な貿易の確保について協議を行う予定だと表明していて、馬外務次官とこうした問題について意見を交わした可能性があります。
デーンズ氏はトランプ大統領に近い立場の議員として知られていて、ブルームバーグ通信によりますと、22日にも中国共産党の幹部と会談する予定だということです。
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