トルコでは、次の大統領選を目指す最大野党の候補が汚職の容疑で逮捕され、抗議デモが激化しています。
警察がデモ参加者に向け、催涙スプレーを噴射しています。
トルコの捜査当局は、これまで拘束していたイスタンブールのイマモール市長を23日になって逮捕したと発表しました。容疑は汚職だということですが、イマモール市長はエルドアン大統領と長年、対立していて、野党側は政権による弾圧だと反発しています。
市長の拘束以来、続いていたデモはさらに激化、連日およそ300人が拘束されるなどしています。
こうしたなか、最大野党はイマモール市長を3年後の大統領選挙の候補とするかどうかの投票を実施しました。事実上の信任投票で、党員らおよそ1500万人が投票したということです。
イマモール市長は声明で、「この投票数はエルドアン氏に対する『もうたくさんだ』というメッセージだ」と強調しています。
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