
中国海警局が台湾が実効支配する離島付近でパトロールを実施したと発表したことに対し、台湾の海上保安当局は「中国側が制限水域に進入した」と反論しています。
中国海警局の福建海警は25日、台湾が実効支配する離島・金門島付近でパトロールを行ったと発表しました。福建海警は「台湾地区を含む中国の漁師らの正当な権益と生命や財産の安全を守る」などと主張しています。
一方、台湾の沿岸警備を担当する海巡署は日本時間の25日午後4時前、中国海警局の船舶4隻が台湾の制限水域に進入したと発表。およそ2時間後に制限水域から出たということです。
この付近では去年2月、違法操業の疑いで台湾当局に追跡されていた中国の漁船が転覆し、漁師2人が死亡。緊張状態が続いていましたが、去年7月の協議で中国と台湾双方が合意に達しています。
しかし海巡署によると、合意以降も中国海警局は64回にわたり、台湾側に進入していて「パトロールではなく、地域の安定と平和を損なうものだ」と中国側を非難しています。
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