
アメリカのトランプ大統領がデンマークの自治領グリーンランドの領有に強い意欲を示すなか、バンス副大統領が現地のアメリカ軍基地を初めて訪れました。
バンス副大統領は28日、ウシャ夫人とともに、グリーンランド北西部にあるビドフィク宇宙軍基地を訪れました。
この基地にはアメリカ空軍と宇宙軍の兵士が常駐し、ミサイル防衛と宇宙の監視にあたっていて、バンス氏は任務や周辺の状況などについて説明を受けながら視察を行いました。
バンス副大統領
「アメリカが北極でリードしなくてはならない。もしそうしなければ、我々が遅れを取った穴を他の国々が埋めてしまう」
会見で、バンス氏はグリーンランド周辺でのロシアと中国の活動に強い警戒感を示すとともに、デンマークに対して「グリーンランドの人々を守るために必要な資金を割いていない」と批判しました。
この訪問にあわせてトランプ大統領は「世界の安全保障上、グリーンランドは非常に重要だ。グリーンランド無しにやっていくことはできない」と改めて強調しています。
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・「誰も死なないという選択肢は考えられない」幼少期の虐待・ネグレクトの末たどり着いた両親の殺害 15歳の少年が逃れたかった「恐怖と束縛」