アメリカのトランプ大統領は各国に通知を始めた新たな関税について、8月1日から徴収を始めるスケジュールを延期することはないと表明しました。

トランプ大統領は8日、SNSに投稿し、「手紙に書かれている通り、8月1日から関税の徴収が開始される。今後もこの日付に変更はない」と強調しました。

トランプ氏は、前日の7日には「8月1日の締め切りは確定ですか?」という記者の質問に対し、「確定だが、100%固まっているわけではない」と回答。

8月1日に関税を発動するスケジュールを見直すことに含みを持たせていましたが、一日で軌道修正したかたちです。

金融市場やアメリカメディアでは「TACO」=「Trump Always Chickens Out」=「トランプは最後にはいつもビビッて逃げる」という造語が流行していて、今回も「8月1日が近付けばトランプ氏は再び関税の発動を延期するだろう」という見方が出ていました。

トランプ氏としては、そうした見方の払しょくを図り、各国への強硬姿勢をアピールしたものとみられます。

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