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中国「サプライチェーン博覧会」開幕 初参加の米エヌビディア・フアンCEO「規制解除され非常にうれしい」

海外
2025-07-17 17:05

中国・北京で開幕したサプライチェーンをテーマとした博覧会にアメリカの半導体大手「エヌビディア」が初めて出展しました。この背景にあるのは、米中の複雑な貿易交渉です。


中国で2年前から毎年開催されているサプライチェーンをテーマにした博覧会。今年は75の国や地域から、650以上の企業と組織が出展しています。


記者
「会場内でひときわ注目を集めているのがこちら、エヌビディアのブースです」


今年、アメリカの半導体大手「エヌビディア」が初めて出展したのです。


「エヌビディア」は14日、中国向けに性能を落として設計したAI=人工知能向けの半導体「H20」の出荷を再開すると表明しました。これはアメリカのトランプ政権が貿易交渉の対中政策として、今年4月に輸出規制の対象に加えていたものです。


米中間では一時、関税の応酬に発展していました。


アメリカ トランプ大統領
「中国は長年にわたり、我々の国から搾取してきた。誰よりも何よりも、我々からだまし取ってきた」


その後、米中は交渉を重ね、中国政府がレアアースの輸出規制を緩和。これを受け、アメリカ政府も譲歩し、今回、エヌビディアの輸出規制を緩和したものとみられています。


いま、エヌビディアの半導体は、AI開発を加速させていくうえで貴重な資源になっています。


エヌビディア ジェンスン・フアンCEO
「H20の輸出規制が解除されて、非常にうれしく思います。これで(中国)市場に提供できるようになります」


来場者
「エヌビディアは、AIの最前線にいる大企業ですね。きょう、自分の視野が広がりました」


一方で、何立峰副首相は、開幕式でアメリカによる各国への高関税政策を念頭に、こう釘をさしました。


中国 何立峰 副首相
「国際分業を人為的に破壊すれば、コストを高め、世界経済の発展を阻むことになる」


依然、先行きに不透明感が残るトランプ政権の対中政策。その行く末に、多くの企業が翻弄され続けています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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